薩摩郷句 鹿市医郷壇 

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薩摩狂句 鹿県医狂壇 

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津曲とっこ選 
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− 薩摩狂句 平成31年度 目 次 −

「命」(いのっ) [平成31年12月号]  

「石」(いし) [平成31年11月号]  

「明かい」(あかい) [平成31年10月号]  

「色」(いろ) [平成31年9月号]  

「当たっ」(あたっ) [平成31年8月号]  

「一日」(ひして) [平成31年7月号]  

「受けっ」(うけっ) [平成31年6月号]  

「今」(いま) [平成31年5月号]  

「相手」(えて) [平成31年4月号]  

「合っ」(おっ) [平成31年3月号]  

「一杯」(いっぺ) [平成31年2月号]  

























「足」(あし) [平成31年1月号]  

令和1年12月号  兼題 「命」(いのっ)
(地位) 自爆テロ 命の値打ちょ 知たん鬼  (じばっテロ いのっのねうちょ したんおに)   
(唱)(人を救とが 宗教じゃっど) (ひとをすくとが しゅうきょうじゃっど)

 お迎えが 来っ迄や気楽き 待っ命   (おむかえが くっずやきだき まっいのっ)    
(唱)(くよくよせんじ 明る行っもそ) (くよくよせんじ あかるいっもそ)

 新か命 産声え家族ん 笑れが舞っ   (にかいのっ うぶごえけねん われがもっ)
 (唱)(元気な赤ちゃん じゃっど言っ)  (げんきなあかちゃん じゃっどちゆっ)

命懸け 働れて散った 特攻隊   (いのっかけ はたれてちった とっこたい)
 (唱)(戦死された 方々に感謝しっ)  (せんしされた かたがたにかんしゃ)

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平成31年11月号  兼題 「石」(いし)
(地位) 宝石は 凄ぜ珍しが 戸籍きゃ石  (ほうせきは わぜめずらしが こせきゃいし)   
(唱)(宝石く付けちょれば 高貴い見ゆっど) (ほうせくつけちょれば こうきいみゆっど)

 腹痛ん 検査をしたや 石す飼ちょっ   (はらいたん けんさをしたや いすこちょっ)    
(唱)(石しょば取ってもろたや すかっしっ) (いしょばとってもろたや すかっしっ)

 白と黒 石が暴れっ 良か勝負   (しろとくろ いしがあばれっ よかしょうぶ)
 (唱)(相手ん石す 取ろして激しゅなっ)  (えてんいす とろしてはげしゅなっ)

池に石 綺麗か庭に 平和わ見っ   (いけにいし きれいかにわに へいわみっ)
 (唱)(良か縁起が あっ如っ投げっ)  (よかえんぎが あっごっなげっ)

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平成31年10月号  兼題 「明かい」(あかい)
(天位) デートいな 月の明かいが ムードあっ  (デートいな つっのあかいが ムードあっ)   
(唱)(我が青春に 悔いは無し) (わがせいしゅんに くいはのし)

 提灯の 明かいで歩りた 少年期   (ちょうちんの あかいでさりた ちんけころ)    
(唱)(貧乏な家で 育されたで) (びんぶないえで おやされたで)

 敗戦で 平和を貰ろっ 明かいなっ   (はいせんで へいわをもろっ あかいなっ)
 (唱)(二度と戦争はしちゃならんど)  (にどとせんそうはしちゃならんど)

暗闇で 分かい明かいの 有難さ   (くらやんで わかいあかいの ありがたさ)
 (唱)(人間な夜行性でなかで)  (にんげんなやこうせいでなかで)

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平成31年9月号  兼題 「色」(いろ)
(天位) 肌ん色 差別が解けっ 平和うぇなっ  (はだんいろ さべっがとけっ へいうぇなっ)   
(唱)(差別の無 平等な娑婆が欲し) (さべっのね びょうどうなしゃばがほし)

 桜島 天気変われば 色ろ変えっ   (さくらじま てんきかわれば いろかえっ)    
(唱)(桜島で鹿児島ち解っ) (さくらじまで かごっまちわかっ)

 同じ服く 着ってん美人な 色ろ萌えっ   (おなじふく きってんしゃんな いろはえっ)
 (唱)(人い優しで 皆な好っち言っ)  (ひといやさしで みんなすっちゆっ)

美味め西瓜 皮も美味まか 色をしっ   (うんめすか かわもうんまか いろをしっ)
 (唱)(サキサキして 皮も美味めど)  (サキサキして かわもうんめど)

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平成31年8月号  兼題 「当たっ」(あたっ)
(地位) 天気予報 衛星い使こっ 良う当たっ  (てんきよほう えいせいつこっ ゆうあたっ)   
(唱)(科学の進歩ん お陰じゃっど) (かがくのしんぽん おかげじゃっど)

 拉致事件 罪み当たっとに 知らん顔   (らちじけん つみあたっとに しらんかお)    
(唱)(解決ち主相ん 腕が試されっ) (かいけちしゅそん うでがためされっ)

 麻雀に 感が当たって 勝っ通えっ   (マージャンに かんがあたって かっどえっ)
 (唱)(今日も感が 冴えちょっで勝っ)  (きょうもかんが さえちょっでかっ)

山ま当たっ 満点取って 褒められっ   (やまあたっ まんてんとって ほめられっ)
 (唱)(卒業が出来っ 親も安堵しっ)  (そつぎょがてけっ おやもほっとしっ)

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平成31年7月号  兼題 「一日」(ひして)
(人位) 東京も 僅た一日で 行て帰っ  (とうきょうも たったひしてで いてもどっ)   
(唱)(東京オリンピックを 見け行かな) (とうきょうオリンピックを みけいかな)

 お日様も 一日照さじ 晩な寝っ   (おひさあも ひしててらさじ ばんなねっ)    
(唱)(日本ぬ照せっ 後は休んみゃんせ) (にほんぬてせっ あとはやすんみゃんせ)

 生まれ日が 一日遅れっ 令和わ成っ   (うまれびが ひしておくれっ れいわなっ)
 (唱)(令和なっ迄 腹ん中で待っ)  (れいわなっずい はらんなかでまっ)

人生は 一日一日ん 積ん重ね   (じんせいは ひしてひしてん つんかさね)
 (唱)(一日をば大事 して送らんな)  (ひしてをばでし しておくらんな)

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平成31年6月号  兼題 「受けっ」(うけっ)
(地位) 空襲で 被害を受けっ 戦争さ嫌れ  (くうしゅうで ひがいをうけっ いっさぎれ)   
(唱)(平和が一番 大事じゃっど) (へいわがいちばん だいじしゃっど)

 駄目で元 受けっ合格って 医者いなっ   (だめでもと うけっうかって いしゃいなっ)    
(唱)(何よすいも リラックスが良ど) (なよすいも リラックスがえど)

 天地人 評価を受けっ 貰ろ元気   (てんちじん ひょうかをうけっ ねろげんき)
 (唱)(他人ん句も読ん 沢山作らな)  (ひとんくもよん ずばっつくらな)

陛下様あ 退意を受けっ 令和うぇなっ   (へいかさあ たいいをうけっ れいうぇなっ)
 (唱)(平和な国ぬ 築じけち願ごっ)  (へいわなくんぬ きじけちねごっ)

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平成31年5月号  兼題 「今」(いま)
(天位) 今平和 長ご続じて欲し 戦争さ嫌れ  (いまへいわ なごつじてほし いっさぎれ)   
(唱)(平和ほど 有い難て事ちゃ無ど) (へいわほど あいがてこちゃねど)

 今在った 親んお蔭ち 感謝しっ   (いまあった おやんおかげち かんしゃしっ)    
(唱)(親ん老後を 楽くせんな) (おやんろうごを だくせんな)

 同窓会 若かった頃れ 今戻っ   (どうそかい わかかったこれ いまもどっ)
 (唱)(元気な昔の自分に戻っ) (けんきなむかしの じぶんにもどっ)

水汲んが 今は水道で 便利りなっ   (みっくんが いまはすいどで べんりなっ)
 (唱)(楽な暮らしが 出来っ有難)  (だっなくらしが でけっあいがて)

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平成31年4月号  兼題 「相手」(えて)
(天位) 北四島 相手が悪して 占領られ限い  (きたよんと えてがわるして とられぎい)   
(唱)(粘い強よ 進展させんな) (ねばいづよ しんてんさせんな)

 話すすい 相手が居らんと 呆けも早え   (はなすすい えてがおらんと ぼけもはえ)    
(唱)(友達ちょ作っ 楽しゅ暮せにゃ) (ともだちょつくっ たのしゅくらせにゃ)

 晩酌も 相手が側べ居っ 長ご弾ん   (だいやめも えてがそべおっ なごはずん)
 (唱)(相手が居れば 焼酎が尚美味め) (えてがおれば しょちゅがなおんめ)

句作いも 相手が少のし 寂しゅなっ   (くづくいも えてがすっのし さびしゅなっ)
 (唱)(嬉しかった事など投句して)  ( うれしかったことなどとうくして)

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平成31年3月号  兼題 「合っ」(おっ)
(天位) 合た仕事つ 八十歳を越えっ 頑張っ居っ  (おたしごつ はっじゅをこえっ きばっちょっ)   
(唱)(毎日の仕事つ 楽しゅ暮らせっ) (めにっのしごつ たのしゅくらせっ)

祖母と孫 声迄い合居っ 三つ鐘   (ばばとまご こえずいおちょっ みっつがね)    
(唱)(歌が上手じゃち 有名じゃっど) (うたがじょっじゃち ゆうめいじゃっど)

 同窓会 あいがこいがち 話しゃ合っ   (どうそかい あいがこいがち はなしゃおっ)
 (唱)(誰か解らん 人も中な居っ) (だいかわからん ともなけなおっ)

合わせたや 寸時き気が合っ 結ばれっ   (あわせたや いっききがおっ むすばれっ)
 (唱)(他人が羨む 家庭を築じっ)  (ひとがうらやん かていをきじっ)

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平成31年2月号  兼題 「一杯」(いっぺ)
(天位) 茶一杯で 遅れで済んだ 空ん事故  (ちゃいっぺで おくれですんだ そらんじこ)   
(唱)(お茶ん一杯で 命拾れしっ) (おちゃんいっぺで いのっびれしっ)

寒稽古 雑煮一杯で 元気付っ   (かんげいこ ぞうにいっぺで げんきじっ)    
(唱)(餅が入っちょで 疲れが取るっど) (もっがいっちょで だれがとるっど)

 一杯目が 何ん言わならん 美味め焼酎   (いっぺめが なんちゅはならん うんめしょちゅ)
 (唱)(晩酌が 楽しんじゃっど) (だいやめが たのしんじゃっど)

山登い 一杯ん水で 元気き出っ   (やまのぼい いっぺんみっで げんきでっ)
 (唱)(頂上迄や 一息じゃっど)  (ちょうじょずいや ひといっじゃっど)

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平成31年1月号  兼題 「足」(あし)
(天位) 地震台風ぜ 酷か被害で 足が出っ  (なえうかぜ ひどかひがいで あしがでっ)   
(唱)(陛下ん言葉べ 復興を誓こっ) (へいかんことべ ふっこをちこっ)

テニスでな 腕よか足が 勝負ぶ決めっ   (テニスでな うでよかあしが しょぶきめっ)    
(唱)(早よ動っ足が 勝っ決め手なっ) (はようごっあしが かっきめてなっ)

 好っな旅 行こごあっどん 心配な足   (すっなたっ いこごあっどん せわなあし)
 (唱)(毎朝散歩で 足しょ鍛えんな) (めあささんぽで あしょきたえんな)

痺れ足す 軽るみっ太か 怪我をしっ   (しびれあす かるみっふとか けがをしっ)
 (唱)(痺れを取って 立ち上がらんな)  (しびれをとって たちあがらんな)

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