薩摩郷句(その2)平成11年度用
鮫島爺児医 作 三條風雲児 選
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− 目 次 −
「脈」 (みやっ) [平成11年10月号]
「色艶」 (いろひっ) [平成11年11月号]
「晩酌」 (だれやめ) [平成11年12月号]


平成11年10月号  吟題 「脉」(みやっ)
(入賞 天)
今夜をば   越せち涙で   脉く握っ
(こんにゃをば  こせちなんだで  みゃくにぎっ)
( 唱 )付っきいで   命の増益く   神み祈っ

(入選 三席)
胃が痛てて  腹は触らじ  脉く握っ
(いがいてて はらはかからじ みゃくにぎっ)
 (唱)あんまい 飲んでじゃがち  医者様

就職難  太て人脈も 当てならじ
(しゅしょっなん ふてじんみゃくも あてならじ)
 (唱) 頼んだ 人も   いかなリストラ

若か医者  脉どま診らじ  先き検査
(わっかいしゃ みゃくどまみらじ さきけんさ)
 (唱)触診からち 先輩が言っ

あわて者  脉が無か言て  大騒動をしっ
(あわてもん みゃくがなかちゅて うそどをしっ)
 (唱)私ゃ いけんもなかどち 患者様
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平成11年11月号  吟題  「色艶」(いろひっ)
(入賞  人)
色艶で 仮病がばれた 怠者
(いろひっで けびょうがばれた すくらっぼ)
 (唱)注射を  すっち言たゃ  逃げ出っ

(入選  三席)
老練医 色艶く見れば 病が分かっ
(ろうれんい いろひくみれば びょがわかっ)
 (唱)心配したが おてちっ患者

色艶くば 褒めたや爺様 踊いでっ
(いろひくば ほめたやじさま おどぃでっ)
 (唱)医者ん言葉が 一番薬

色艶も がらっ変わった 良か出会い
(いろひっも がらっかわった よかであい)
 (唱)ドッドッドッち 鳴っちょい心臓
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平成11年12月号   吟題 「晩酌」(だれやめ)
(入賞 人)
晩酌ん 肴ん都合で 飲ん分けっ
(だいやめん しおけんつごで のんわけっ)
 (唱)苦瓜の時きゃ 焼酎が一番

(入選 五席)
晩酌が 長げ言て妻は 先きけ寝っ
(だれやめが なげちゅてかかは さきけねっ)
 (唱)飯しゅ食っとか 冷えちょい味噌汁

晩酌が 長げた体調ん 良か証拠
(だれやめが なげたたいちょん よかしょうこ)
 (唱)妻は 味噌汁を 温め直せっ

匙じゅ投げた 病い晩酌が 効っでけっ
(さじゅなげた びょいだれやめが きっでけっ)
 (唱)薬よっか 効た態のビール
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