平成２４年１２月号 兼題 「焼酎」 (しょちゅ)
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 （地位）
杜氏ん汗 浸ん込だ焼酎が 美味も育っ
（とじんあせ しんくだしょちゅが うもそだっ）
（唱）（杜氏い感謝ん 美味め焼酎）(とじいかんしゃん うんめしょちゅ)
（秀作）
焼酎嫌れい 奢っち言たや 凄ぜ飲ん
（しょちゅぎれい おごっちゆたや わっぜのん）
（唱）（焼酎嫌れ言たが 一戸甕） (しょちゅぎれちゅたが いっとがめ)
焼酎が効っ 鼾の合唱 慰安旅行
(しょちゅがきっ いびっのがっしょう いあんりょこ)
（唱）（合部屋ん下戸 寝やならじ）(あいべやんげこ ねやならじ)
焼酎飲んにゃ 銘柄よっか 燗ん煩せ
(しょちゅのんにゃ めいがらよっか かんうるせ)
（自唱）（七三、五五ち 騒々ね事っ言っ）(ひちさんごごち ずんねこっゆっ)
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平成２４年１１月号 兼題 「可哀相し」 (ぐらし)
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（天位）
予防注射 可哀相しち拒否ちゃ 病気い罹っ
（よぼちゅうしゃ ぐらしちせんにゃ びょいかかっ）
（自唱）（針も細そ成っ 痛んな無とに）(はいもほさなっ いたんなねとに)
（秀作）
拉致されっ 現状が分からん 可哀相し家族
（らちされっ いまがわから ぐらしけね）
（自唱）（早よ会わんけりゃ 迎が来そう） (はよあわんけりゃ むかえがきそう)
友達の いじめでけ死ん 可哀相し友人
(ともだっの いじめでけしん ぐらしどし)
（自唱）（内気な友人を 救えじ涙）(うちきなどしを すくえじなんだ)
帰宅っ日を 可哀相し仮設で 家族で待っ
(もどっひを ぐらしかせっで けねでまっ)
（唱）（原発ちゃ安全言とは嘘）(げんぱちゃあんぜんちゅとはうそ)
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平成２４年１０月号 兼題 「毛虫 (ほじょ)
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（秀作）
太て毛虫ん お蔭で彼女 抱っ付っ来
（ふてほじょん おかげでかのじょ だっちっき）
（自唱）（毛虫も使け様じゃ 益虫に成っ）(ほじょもつけよじゃ えきちゅうになっ)
（秀作）
農薬で 毛虫も過疎地ん お茶畠
（のうやっで ほじょもかそちん おちゃばっけ）
（唱）（毛虫ん過疎地は 大いに結構） (ほじょんかそちは おおいにけっこ)
毛虫ん毛にゃ 今も判らん 毒があっ
(ほじょんけにゃ いまもわからん どっがあっ)
（唱）（赤こ腫れたうえ 痒してならじ）(あこはれたうえ かゆしてならじ)
夏ちなれば 毛虫い刺された 患児が増えっ
(なちなれば ほじょいさされた こがふえっ)
（唱）（毛虫んお蔭で 儲け居いお医者）(ほじょんおかげで もけちょいおいしゃ)
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平成２４年９月号 兼題 「徳利 (くっくい)
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（秀作）
徳利は 生まれで値段 天と地じゃ
（とっくいは うまれでねだん てんとちじゃ）
（自唱）（酔払てからな 品位ちゃ分からじ）(よくろてからな ねうちゃわからじ)
（佳作）
徳利にゃ 情け絡んで 浪花節
（とっくいにゃ なさけからんで なにわぶし）
（唱）（飲みね食いね寿司食いね）
徳利の コクコクコクで 飲ん気出っ
(コクコクコクで のんきでっ)
（とっくいの コクコクコクで のんきでっ）
（唱）（美味まか焼酎い 咽が鳴っ）(うんまかしょちゅい のどがなっ)
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平成２４年８月号 兼題 「雷」 (かんない)
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（秀作）
雷が 好きになろそな スカイツリ
（かんないが すきになろそな スカイツリ）
（唱）（世界一のスカイツリーに雷も興味津々）
（秀作）
茶一杯で 雷逃げっ 縁ん出来っ
（ちゃいっぺで かんないにげっ えんできっ）
（唱）（雨宿りが嬉しい一日になりました）
雷ん 音を聞た時ゃ 落てた後
（かんなれん おとをきたときゃ おてたあと）
（唱）（自然災害は怖いもの。気を付けましょう）
雷を 原発ち代えっ 利用っ欲し
（かんなれを げんぱちかえっ つこっほし）
（自唱）（科学が災害に 勝てる夢じゃっ）（かがくががいに かてるゆめじゃっ）
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平成２４年７月号 兼題 「後悔」 (くけ)
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（天位）
何時逝てん 歩ん来た人生ち 後悔は無し
（いついてん あゆんきたみち くけはのし）
（唱）（世の中を 正直き渡ろち 難しゅし）
（秀作）
増税は 禁句ち後悔る 議員の衆
（ぞうぜいは きんくちくける ぎいんのし）
（唱）（国民の 嫌な増税）
勝つ為にゃ 後悔はせん如っ 稽古せにゃ
（かつためにゃ くけはせんごっ けいこせにゃ）
（唱）（稽古に勝る 天才はなし）「けいこにまさる てんさいはなし」
借い相談 否やとは言えじ 後じゃ後悔
（かいそだん いやとはいえじ あとじゃくけ）
（唱）（友人じゃれば 否とは言えじ 保障被っ）
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平成２４年６月号 兼題 「都合」 (つご)
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（天位）
都合聞たや 焼酎が出っとか 先き聞かれ
（つごきたや しょつがでっとか さききかれ）
（唱）（アルコールが切れかかっちょんさ）
（秀作）
借い相談 都合が悪り言て 逃げて勝て
（かいそだん つごがわりちゅて にげてかて）
（唱）（親戚に用立てた後ですみません）
癌ん言えじ 都合が悪り言っ 会ゆさぼっ
（がんちゅえじ つごがわりちゅっ かやさぼっ）
（唱）（公表出来ない 悲し性です）「こうひょできない かなしさがです」
ゴルフ狂人ち 都合等ん聞っと 怒されっ
（ゴルフきち つごどんきっと どやされっ）
（唱）（上級者には 礼儀ぎ肝要）
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平成２４年５月号 兼題 「団子」 (だご)
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（人位）
花見でん 手作い団子は 出戻い似
（はなんでん てづくいだごは でもどいに）
（唱）（料理の上手な人見当たらず）
（秀作）
懐かしか カカラん団子は 店にゃ無し
（なつかしか カカラんだごは みせにゃのし）
（唱）（形も味もけ忘れしもっ）
味じ肥えっ 手作い団子は 皿れ残っ
（あじこえっ てづくいだごは されのこっ）
（唱）（ケーキとは比べ物にならない）
蓬の団子 菓子屋じゃ隅に 隠れ居っ
（ふっのだご かしやじゃすんに かくれちょっ）
（唱）（見向きもされじ可哀相こっ）
団子売り場 ケーキに押され 淋のし
（だごうりば ケーキにおされ とぜんのし）
（唱）（もっと味の研究をしもんそ）
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平成２４年４月号 兼題 「春」 (はい)
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（人位）
春が来っ 祝や餞別ち 泣居い財布
（はいがきっ ゆえやせんべち ねちょいふぞ）
（唱）（軽り財布持てば 寂しござんど）
（秀作）
春来てん 職が決まらにゃ 気持ちゃ冬
（はいきてん しょっがきまらにゃ きもちゃふい）
（唱）（採用通知早よ来い早よ来い）
サクラセク 春を目指して 頑張らんにゃ
（サクラサク はいをめざして きばらんにゃ）
（唱）（わが世の春を謳歌しもんそ）
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平成２４年３月号 兼題 「小路」 (しゅっ)
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（秀作）
懐かしか 小路が地番に 名を譲っ
（なつかしか しゅっがちばんに なをゆずっ）
（唱）（時代はどんどん進化をする）
（佳作）
小路の名を 知らん若け衆が 増えっ来っ
（しゅっのなを しらんわけしが ふえっきっ）
（唱）（郷土愛が足いもはん）
竹薮ん 小路が出世し ビルが建っ
（たけやぶん しゅっがしゅっせし ビルが建っ）
（唱）（竹薮が出世とは面白い）
都市計画 懐かし小路の 名は消えっ
（まっづくい なつかししゅっの なはきえっ）
（唱）（慣るい迄がなんとなく寂し）
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平成２４年２月号 兼題 「月」 (つっ)
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（秀作）
月様にゃ 童話神話が 似合っ居っ
（つっさあにゃ どうわしんわが におっちょっ）
（唱）（探り過ぎると夢が無くなる）
（佳作）
同い月 眺居い心情で 容姿しゃ変わっ
（おないつっ みちょいきもっで よしゃかわっ）
（唱）（心の太かお月様です）
淋し時きゃ 月と語って 憂さ晴らし
（さびしときゃ つっとかたって うさばらし）
（唱）（何でもよーく きいてくれます）
月様も 人間が歩ける 星しけなっ
（つっさあも ひとがあるける せしけなっ）
（唱）（科学の進歩は凄いですね）
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平成２４年１月号 兼題 「運」 (ふ)
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（秀作）
百歳く越えっ 生き居いだけで 良か運じゃっ
（ひゃくこえっ いきちょいだけで よかふじゃっ）
（唱）（百歳く越ゆれば神様と同っ）
（佳作）
苦労してん 喜寿を過ぎれば 運に感謝
（くろしてん きじゅすぎれば ふにかんしゃ）
（唱）（神に感謝し 家族にかんしゃ）
戦争にも 行かんじ済んで 運の良娑婆
（いっさにも いかんじすんで ふのえしゃば）
（唱）（国の滅ぼす 戦争はご免）
銭の運は 悪りどん仕事ちゃ 運に恵さっ
（ぜんのふは わりどんしごちゃ ふにのさっ）
（唱）（仕事ち恵されば 銭な付て来っ）
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