平成２１年１２月号 兼題 「掃除」（そうじ）
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 （人位）
臍繰いが 掃除ん最中け 出張っ来っ
（へそくいが そうじんさなけ でばっきっ）
（唱）（臍繰い様ち拝んで財布い）
（佳作）
古り女訓 掃除洗濯 料理上手
（ふりじょくん そうじせんたく りょうりじょし）
（唱）（こげな良か嫁女は居いもはん）
掃除でん 気合入れ様で 格差出っ
（そうじでん きあいいれよで かくさでっ ）
（唱）（ 気合入るれば出来ん事ちゃ無し）
我が部屋ん 掃除は他人にゃ させられん
（わがへやん そうじはひとにゃ させられん ）
（唱）（ 秘め事が沢山ござんでな）
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平成２１年１１月号 兼題 「保険」（ほけん）
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（人位）
焼けたどん 保険ば下りっ 新か家建っ
（やけたどん ほけんばおりっ にかえたっ）
（唱）（まこて良か家を建てたもんじゃが）
（佳作）
保険掛け 頼った会社 け倒れっ
（ほけんかけ たよったかいしゃ けたおれっ）
（唱）（何処ん会社も油断な出来じ）
誘い上手 未だ加入んとに 土産持っ
（さそいじょし まだいらんとに みやげもっ ）
（唱）（ 嬉しがらせて大口ちょ狙っ）
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平成２１年１０月号 兼題 「油断」（ゆだん）
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（地位）
安しで良ち 油断ぬしたや 期限切れ
（やしでえち ゆだんぬしたや きげんぎれ）
（唱）（安しかろう悪かろうでは没）
（佳作）
一寸した 油断も出来ん パイロット
（ちょっとした ゆだんもでけん パイロット ）
（唱）（全神経を集中させっ）
油断じゃか 呆けじゃか知れん 物忘れ
（ゆだんじゃか ぼけじゃかしれん ものわすれ ）
（唱）（年齢取れば呆けん方が多ごわす）
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平成２１年９月号 兼題 「電話」（でんわ）
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（秀作）
電話鈴切れっ 誰いじゃったろか 心配な事
（ベルきれっ だいじゃったろか せわなこっ）
（唱）（不幸ん知らせで 無や良かいどん）
（佳作）
話し中 三度位れなら まだ我慢
（はなしちゅう さんどくれなら まだがまん ）
（唱）（いざ言ときにゃ 間尺に合わんこて）
弾だ声 電話ん用事どま 筒ん抜けっ
（はずだこえ でんわんゆどま つんぬけっ ）
（唱）（筒ん抜くっ事ちゃ 考げもせんじ）
携帯電話は テレビも見れる 便利物
（ケイタイは テレビもみれる べんりもん ）
（唱）（何処ずい発達すいもんやら）
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平成２１年８月号 兼題 「墓」（はか）
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（天位）
過疎ん郷里 お盆の墓は 賑ぎょ居っ
（かそんさと おぼんのはかは にっぎょちょっ）
（唱）（昔話し凄ぜ花が咲っ）
（佳作）
そん内に 世話になる墓 大事じせんにゃ
（そんうちに せわになるはか でじせんにゃ）
（唱）（あん世で生きい住家ござんで）
西郷殿の 墓は今日でん 人気あっ
（せごどんの はかはいまでん にんきあっ）
（唱）（鹿児島のいや世紀の偉人）
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平成２１年７月号 兼題 「俄雨」（さだっ）
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（秀作）
夜尿症 俄雨ち罪む着せ 布団干せ
（ひっかぶい さだちつむきせ ふとんほせ）
（唱）（地図がのこらにゃ良とござんどん）
（佳作）
俄雨ち遇っ 傘ずい買たて 寸時き晴れ
（さだちおっ かさずいこたて いっきはれ）
（唱）（買た傘が最早へ荷いけなっきっ）
どか這ゆば 俄雨ちゃ良か風い 洗れ流げっ
（どかべゆば さだちゃよかふい あれなげっ）
（唱）（只でピッカピカいしっくれっ）
良か着物を 干せたや俄雨ち 悪戯られっ
（よかべべを ほせたやさだち ちょくられっ）
（唱）（そばかあ離れじ番しちょっ）
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平成２１年６月号 兼題 「不景気」（ふけいき）
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（秀作）
不景気ん 今が欲し物 買時じゃっ
（ふけいきん いまがほしもん けどっじゃっ）
（唱）（肝心な物有ればの話）
（佳作）
撒た給付金にゃ 不景気去れば 税で徴収っ
（めたぜんにゃ ふけいきされば ぜいでとっ）
（唱）（官僚主義ち言われる所以）
不景気ん 次は景気が 待っ居んさ
（ふけいきん つぎはけいきが まっちょんさ）
（唱）（景気早よ良なれち祈いもす）
不景気は 焼酎どん飲んで 吹っ飛ばせ
（ふけいきは しょちゅどんのんで ふっとばせ）
（唱）（酔が覚めれば元ん木阿弥）
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平成２１年５月号 兼題 「味」（あっ）
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（秀作）
小児科じゃ 薬効よっか先き 味が心配
（しょうにかじゃ きっよっかさき あっがせわ）
（唱）（苦げ薬や飲もとしもはんでな）
（佳作）
焼酎は 燗の仕様で 味じゃ変わっ
（しょうちゅうは かんのしようで あじゃかわっ）
（唱）（皆な研究をせないっもはん）
弁当いにゃ 母親ん味 詰まっ居っ
（べんといにゃ おふくろんあっ つまっちょっ）
（唱）（忘れはならん母親の味）
鰹節しゃ 噛めば噛ん程 味が出っ
（かっぼふしゃ かめばかんひこ あっがでっ）
（唱）（有れば副食物は何も不要）
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平成２１年４月号 兼題 「桜」（さくら）
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（人位）
花弁が 猪口い飛っ込ん 機嫌な祖父
（はなびらが ちょこいとっこん ごっなとと）
（唱）（風流な花びらもひっ飲ん）
（佳作）
桜見にゃ 太鼓三味線も鳴っ 歌も出っ
（さくらみにゃ てこしゃんもなっ うたもでっ）
（唱）（無我の境地で最高潮です）
一年生 桜ボタンも 笑顔満面
（いちねんせい さくらボタンも にっこにこ）
（唱）（嬉しか嬉しか一年生）
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平成２１年３月号 兼題 「嫉妬」（ねたん）
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（天位）
栄転ぬ 機嫌取い上手ち 嫉妬ん同僚
（えいてんぬ めすといじょしち ねたんどし）
（唱）（実力の無か 衆ん戯言じゃ）
（佳作）
配置換え 嫉妬んでみてん 実力差
（はいちがえ ねたんでみてん じつりょくさ）
（唱）（あいが課長なら文句は言えじ）
出世をば 家族は嬉くで 同志しゃ嫉妬
（しゅっせをば けねはよろくで どしゃねたん）
（唱）（辞令出い度大騒動ござんさ）
飲み屋でな 嫉妬まるっ程 持てな損
（のみやでな ねたまるっひこ もてなそん）
（唱）（金が有ればのこっござんどなー）
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平成２１年２月号 兼題 「年金」（ねんきん）
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（秀作）
年金日 当てしっ 子達ちゃ 寄って来っ
（ねんきんび あてしっこたちゃ よってきっ）
（唱）（肩を叩てたい 足しょば揉んだい）
（佳作）
年金ぬ 貯めてん後は 騒動ん種
（ねんきんぬ ためてんあとは そどんたね）
（唱）（鵜の目鷹の目 遺産狙ろ子供）
年金な 貰ろてん足らじ 職探し
（ねんきんな もろてんたらじ しょっさがし）
（唱）（窓際勤めが 長ごごわして）
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平成２１年１月号 兼題 「本音」（ほんね）
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（入賞 地位）
少子化を 本音で心配な 小児科医
（しょうしかを ほんねでせわな こどんいしゃ）
（唱）（金ぬばらめっ当選狙っ）
（佳作）
本音書た 幕僚長は 首が飛っ
（ほんねけた ばくりょうちょうは くっがつっ）
（唱）（幕僚長いなったが不思議です）
選挙戦 本音と法螺を 混ぜたくっ
（せんきょせん ほんねとほらを まぜたくっ）
（唱）（勝つためにゃ法螺も太と太と放っ）
答弁にゃ 本音は言わじ 原稿読ん
（とうべんにゃ ほんねはゆわじ げんこよん）
（唱）（難し答弁原稿い限っ）
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