薩摩郷句平成18年度用 |
鮫島爺児医 作 三條風雲児 選
平成11年作はこちらへ
平成12年作はこちらへ
平成13年作はこちらへ
平成14年作はこちらへ
平成15年作はこちらへ
平成16年作はこちらへ
平成17年作はこちらへ
平成18年作はこちらへ
鮫島爺児医 作 永徳天真 選
平成19年作はこちらへ
平成20年作はこちらへ
平成21年作はこちらへ
平成22年作はこちらへ
平成23年作はこちらへ
平成24年作はこちらへ
実方天声選薩摩狂句は こちらへ
慶田乱雲選薩摩狂句(医壇笑壇)
平成17年度作は こちらへ
平成18年度作は こちらへ
平成19年度作は こちらへ
平成20年度作は こちらへ
平成21年度作は こちらへ
平成22年度作は こちらへ
平成23年度作は こちらへ
平成24年度作は こちらへ
「河豚」(ちゃんぷっ)
[平成18年11月号] 「綱」(つな) [平成18年10月号] 「蟹」(がね) [平成18年9月号] 「踊い」(おどい) [平成18年8月号] 「メロン」(めろん) [平成18年7月号] 「検査」(けんさ) [平成18年6月号] 「傘焼っ」(かさやっ) [平成18年5月号] 「流行」(はやい) [平成18年4月号] 「卒業」(そっぎょ) [平成18年3月号] 「雪」(ゆっ) [平成18年2月号] 「数の子」(かしのこ) [平成18年1月号] [平成18年12月号の吟題は「年の市」でしたがお休みです] 次年度からは選者が変わる予定です。 |
河豚ん料理 高価け値段ん割りな 味じゃ忘れ (ふぐんずい たけねんわりな あじゃわすれ) (唱)(千鳥足成っ 河豚料理ゆ威張っ) (ちどりあしなっ ふぐずゆいばっ)
河豚の 腹見っ肥満者 ニッ笑っ
河豚ん焼酎 飲ん時きゃ美味どん 足ゆとられ
鹿市医郷壇の選者三條風雲児先生が78歳でご逝去されました。 |
(入選 一席) 軽業じゃ 落てそで落てん 綱渡い (かいわざじゃ おてそでおてん つなわたい) (唱)(血の滲んよな稽古したお陰) (ちのにじんよなけいこしたおかげ)
十五夜へな 萱ん綱引た そん昔
綱引きにゃ 肥満ん女房も 威張っ出っ
|
(入賞 天位) 蟹漁船 拿捕に射殺じゃ 地獄沙汰 (がねぎよせん だほにしゃさつじゃ じごっざた) (唱)(日本の島を一向返さじ) (にほんのしまわいっこもどさじ)
用心深け 蟹は前へ向っ 横け歩っ
住居つ返せ 蟹が泡く吹っ 抗議しっ
|
(入選一席) 踊い好っ 頼まれれんでん 踊いでっ (おどいずっ たのまれんでん おどいでっ) (唱)(ぶんと食っちゃおらん態の料理) (ぶんとたもっちゃおらんふのじゅい)
馬踊い 慣れた手綱で 笑わせっ
|
(人位) 洋食の 締めはメロンが 主役くしっ (ようしょっの しめはめろんが しゅやくしっ) (唱)(ご馳走ん値打つ上げたデザート) (ごっそんねうつあげたデザート)
暑か夏ちゃ 冷えたメロンで 汗をとっ
美味めメロン 産地を聞たや 我が郷里
|
目次へ |
(入選) 検査値を わがた無視すい よんご医者 (けんさちを わがたむしすい よんごいしゃ) (唱)(気になせん方が 良かたっち言っ) (きになせんほがよかたっちゆっ)
昔しゃ勘 今は検査が 頼られっ
不具合が 増えれば検査 又増えっ |
(入賞 地位) 古り蛇の目 傘焼き出たや 祖母が叱っ (ふりじゃのめ かさやきでたや ばばががっ) (唱)(大切らしちょったとに 貴重ね品) (てせらしちょったとに たしねしな)
傘焼きな 燃えん傘どま 邪魔じけなっ
雨が降っ 傘焼っの傘 借っ帰っ
|
(入賞 天位) 流行医者 診断も良どん 尻も軽り (はやいいしゃ みたてもえどん しいもかり) (唱)(待合室ちな 溢るい患者) (まちあいしちな あふるいかんじゃ)
流行風邪 医者も用心に マスク掛け
流行服 場所が違ごえば 着もならじ
|
(入選 3席) 究めてん 卒業は遠か 診断技 (きわめてん そっぎょはとおか みたてわざ) (唱)(謙虚な気持ち ミスなんか無し) (けんきょなきもち ミスなんかのし)
卒業式 答辞をば聞っ みな涙
頑張ってん 卒業は出来ん 狂句作い
|
目次へ |
(入賞 地位) 雪化粧で 角を隠きちょい 桜島 (ゆっげしょで つのをかきちょい さくらじま) (唱)(誠て温和し姿を見せっ) (まこておとなしすがたをみせっ)
雪の事故 聞っ度び拝ん 暖き薩摩
大雪で チェンも用無し 交通止め
雪が降っ ゴルフは出来じ 雪見酒
|
(入賞 地位) 数の子を 食わんと正月ちゃ 来た気せじ (かしのこを くわんとしょがちゃ きたきせじ) (唱)(有い物が無と 寂ねお膳) (あいもんがねて とぜんねおぜん)
数の子は 料理は大概でん 珍味なっ
数の子を 食わじ生かせち 理屈ちゃ野暮
数の子は 貰てん遣ってん 喜ばれ
|