【 脳 神 経 外 科 】

脳神経外科は、島内正樹院長が診療にあたっています。

日本脳神経外科学会専門医で、脳血管障害 ・ 脳腫瘍 ・ 頭部外傷等 ・ 脳神経外科全般のみならず、椎間板ヘルニア ・ 脊髄腫瘍等 ・ 脊髄 ・ 脊椎疾患に対しても診療を行っています。

また、当院は脳ドックも行っており、疾患の早期発見に努めています。

手術数は64件と、年々わずかではありますが増加しています。緊急手術の割合は8割程度で、当院では24時間いつでも手術が始められる体制を整えています。

近年は救急患者の受け入れを断念している病院が増加しているため、加治木町 ・ 国分 ・ 隼人からの脳血管障害や頭部外傷患者の搬入数がさらに増加し、手術症例数もさらに増加していくことが予想されています。

平成20年7月より新病院となり、64列の multi - detector CT など最新の機器が導入されました。

これにより、動脈瘤でも虚血性疾患でもカテーテル検査なしで CT angiography のみで正確で侵襲が少ない検査が可能となり、さらに充実した治療を提供できます。


外 来
島内院長が月曜日から金曜日の午前中診療を行います。
初診では頭痛を主訴に来院される患者さんが一番多く、めまい、頭部外傷なども多いです。
再診では脳血管障害後遺症の患者さんが圧倒的多数を占めています。

入 院
平成19年の入院患者総数は 584名で、その内、脳血管障害が 193名、頭部外傷 50名、脊椎脊髄疾患 43名、脳腫瘍 6名、その他 292名となっています。
脳血管障害の内訳では脳梗塞が圧倒的に多く、ついで脳出血、くも膜下出血の順となっています。

手 術
平成19年の手術総数は 64例で、その内訳は脳動脈瘤 12例、慢性硬膜下血腫 19例、脊椎疾患 10例、開頭血腫除去 13例、腫瘍 3例、その他7例となっています。


近年は、脊椎の手術が増加傾向になっています。
椎間板ヘルニアや固定術、腫瘍摘出などを行っており、今後も力を入れていく予定です。

また、先端医療である血管内手術にも取り組んでおり、開頭せずに動脈瘤の治療を行う動脈瘤コイル塞栓術や狭くなった頚動脈を広げるステント留置術なども行っています。

血管内手術は脳梗塞に対しても応用できますが、発病から当院を受診するまで時間がたっている等の理由で血管内手術が受けられない患者さんも多く見受けられます。

今後は周囲の医療機関との連係を深めて少しでも多くの患者さんに対してこの血管内手術が行えるように努力して行きたいと考えております。



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