各組の活動
南隅・東隅組共催 保育研修会  2010(平成22)年2月9日(火)開催

()鹿屋市「願生寺2Fホール」において、午前後3時より南隅組東隅組保育連盟共催による「保育セミナーが開催されました。南隅組15名、東隅組9名、北隅組1名、鹿屋市内の加盟園以外の保育園から15名、合計40名の参加者がありました。
 ご講師は、小笠原文孝先生。
今回のセミナーの講題は「保育制度改革の現状と今後の動向について」。
現在進められている保育制度改革がそのまま実施されれば、いったいどのようなことが保育の現場を直撃するのか。具体的には、直接契約になった場合、厚生労働省認可の保育園がどのような位置付けをされることになるのか。また、公的責任が大きく後退することになるが、それが運営面でどのような影響を及ぼすのか、といったことについて、厚生労働省の進めていることについて豊富な資料をもとに、詳細にこ教えて頂きました。
さらに、今年度から保育園は幼稚園と同様に、小学校に「児童保育要録」を送付することになっているが、それを記載するに際して留意すべきことについて、大事なポイントについてもお話くださいました。
いつもながらのキレの良いお話で、休憩無しの3時間でしたが、あっという間に終わった感じで、受講された方からは「まだお聞かせ頂きたかった」という声が聞かれました。

東隅組真宗保育研修会  2009(平成21)年11月21日(土)開催

 11月21日(土)、東隅組保育連盟の「まことの保育研修会」が覚照寺の本堂で開催され、東隅組13の 幼・保育園より約80名の教諭・保育士の皆さんが集まりました。ご講師は、鹿屋市の光明保育園園長 ・三島慶昭先生で、「今、まことの保育者に求められるもの」というテーマでお話を頂きました。  お仕事が終わってからの研修会で疲れ気味、またインフルエンザの流行を心配する中での研修会と なりましたが、皆一生懸命聴講し、とても有意義な研修会となりました。

  鹿児島組真宗保育研修会  2009(平成21)年10月30日(金)開催
講師に小学校・中学校・高校の教員の方々を迎えて「幼児期に育てるべきものは何か」〜保育園・幼稚園・小学校・中学校・高等学校との連携の中で〜というテーマで研修を行いました。

参加/40名(常楽寺保育園・清光保育園・明信寺保育園・櫻島保育園・谷山幼稚園)
(講師)
初瀬明彦さん・下村時弘さん・荒木繁治さん(小学校教員)
川野博志さん(中学校教員)

田中和彦さん・図師博隆さん(高等学校教員)
研修テーマ  幼児期に育てるべき
ものは何か

 本年度より実施されている幼稚園教育要領と保育所保育指針において、小学校との連携が明記されました。また小学校の現行の学習指導要領においても、指導計画の作成等に当たって配慮すべき事項に
も幼児教育施設と連携や交流を図ることが明記されています。
 これまでも、小学校との連携ということは「一人の子どもの育ちを一貫して保障する」ということから重視されてきておりますが、職員同士の交流・情報交換や相互理解(指針)、小学校の教師との意見交換や合同の研究の機会を設ける(要領)という形で、これまで以上に充実した積極的な連携が求められています。そこで鹿児島組真宗保育連盟では、小学校はもちろん、一人の子どもの育ちという視点から、中学校・高等学校との連携の中で、幼児期に育てるべきものは何かを探っていくための研修会を開催しました。
 はじめに、小学校教育の立場から、今小学校が抱えている問題を踏まえつつ、幼児教育には何を期待するかという問題提起をいただきました。最近その傾向が強くなってきている「小1プロブレム」を乗り越えるためには、子どもを真ん中に置いた保育園・幼稚園・小学校(中学校・高等学校)の豊かでフレンドリーの連携が必要で、合同行事・合同研修・交換授業、授業参観はもちろん、保育士や幼稚園教諭が一年生と一緒に小学校生活を体験したり、逆に小学校教諭が保育園・幼稚園の生活を体験するという日常的な連携にまで発展していくことが必要であること。また一人ひとりに大切に関わって下さる保育園・幼稚園の中でこそ、自尊感情(自己肯定感)をもち、自分の思いを表現できる子どもに育ててほしいこと、また孤立しがちな親の支援(親同士をつなぐとりくみ)も大切であることを提起されました。
 また、保育園・幼稚園が行っている一人ひとりの子どもをしっかりと把握すること、そのためにも親との連携を十分に図っているという取り組みこそ、実は小学校がもっと学ばなければならないことであるということも強調されました。私たちの保育への取り組み姿勢こそが子ども(人)との関わりの基本であることを再確認しました。
 中学校の現場からは、「荒れ」を示す子どもたちも実は教師との深いつながりを求めていることが、家庭訪問を繰り返し、じっくりと向き合うことを丁寧に続けていく中でわかったとい事例を紹介しつつ、小学校からの提起と同様に、保育園・幼稚園が行っている一人ひとりの子どもと眼の高さを同じにして向き合いうこと、親との連携を十分に図っているという取り組みこそ、実は中学校がもっと学ばなければならないことであるということも強調されました。「荒れ」を示す中学生が職場体験で、自分の出身の幼稚園・保育園では表情も違い、素直に楽しそうに過ごしている姿にふれて、「自分の居場所があること」「幼児から頼りにされることで自尊感情が高まっている」ことを痛感し、それが幼稚園保育園の場でできていることを、自分たちは学ばなければならないと吐露されました。
 小学校からも中学校からも、共通して人間関係づくりを学ぶこと、集団での遊びを保障することをぜひ保育園・幼稚園で取り組んでほしいということを強調されましたが、それこそが「幼児教育」の基本であることを、問題提起を受けつつ確認しました。
 グループ討議では、幼稚園から小学校・小学校から中学校・中学校から高等学校へそれぞれの移行期に壁やギャップがあることは確かで、その壁をなだらかにするためには、現在の連携では不十分であるから、現実的にどのような形で進めていくことができるのかということや、小学校生活ということを考える上で、自分たちが現在行っている保育はどうなのかということを、それぞれの立場から意見交換しあうなど、幅広いテーマで討議が行われました。
 最後にまとめとして小学校教師の方から「学習指導要領」や「保育所保育指針」「幼稚園教育要領」に謳われている連携は今後ますますその意義をましてくるが、小学校から働きかけてくることを待つというだけでなく、むしろ積極的に園の方から働きかけていってほしいということが提起されました。
 子どもたちの育ちを支えていくために、連携ということも今後積極的に取り組んでいかかければならないことを確認した研修会でした。
  南隅組真宗保育研修会  2009(平成21)年8月29日(土)開催
 (開会式) 藤園恒弘 組長     (講話) 佐々木哲生 氏      研修受講中の様子
 クイズに挑戦p(^^)q    研修会終了後は、毎年恒例の義経ビアガーデンでの懇親会\(^^\)(/^^)/
 8月29日(土)の17:00から南隅組の平成21年度の保育研修会を願生寺(鹿屋市)の本堂において開催いたしました。
講師は鹿児島教区保育連盟研修委員長、アソカ保育園副園長 佐々木哲生氏。
「今子どもを取り巻く環境を考える」の講題で80分間、「まことの保育」について研鑽をしましたφ(.. )
研修会の参加者は87名。
今回は、7月に開催された全国保育大会のシンポジウムで取り上げられた4つの視点についての解説を聞いたり、エプロンコレクションの映像を見たり、教養度が問われるクイズに挑戦したりと、盛り沢山の内容でしたo(^^o) (o^^o) (o^^)o
また、研修会の後19:00から「義経ビアガーデン」にて毎年恒例の夕食懇親会を開催、100名の参加者がありましたL(@^▽^@)」
南隅・東隅組共催 保育研修会  2009(平成21)年4月12日(日)開催

12()、鹿屋市「ホテルこばやし」において、午前10時より南隅・東隅組保育連盟共催による保育研修会が開催されました。
 ご講師は、小笠原文孝先生。
今回の研修会は、内容的には平成20年12月21日の「南隅・東隅組保育連盟共催 教区保育セミナー事前研修会」以来、平成21年1月31日・2月1日に開催の「教区保育特別セミナー」、3月1日の「南隅・東隅組保育連盟共催 教区保育セミナー」にの完結編に当たるもので、南隅組62名、東隅組30名、教区内加盟園15名、鹿屋市内の加盟園以外の保育園から38名、合計145名の参加者がありました。
小笠原先生には、昼食、休憩を挟み午前1回・午後2回の合計3回、約5時間半余の長時間にわたり、これまでの研修の総まとめ、並びに0歳児のデイリ−プログラム、5−6歳児の年間保育指導計画の作成の仕方についての助言、並びに感染症の問題について再度懇切丁寧なご講義を頂きました。
昨年12月から継続して受講されておられる先生方も多く、熱心に耳を傾けたり、メモをとったりしておられました。
今回で3回目となる南隅組・東隅組共同開催の研修会ですが、同じ大隅半島ということもあり、鹿屋市内開催の場合90分以内で集まることが出来るので、今後とも開催する機会があればと思います。

2008年度以前