2009 保育連盟総会
    ☆ 平成21年4月17日(金) 鹿児島別院会議室にて開催

☆ 中山知見 教区保育連盟会長
 
 ☆ 笠置信行 教区保育連盟理事長
 ☆ 正覺智成氏(指江保育園園長)を議長に選出
   
 
☆ 平成20年度事業報告並びに
    平成21年度事業計画案について説明
    平島義仁 教区保育連盟運営管理委員長 
☆ 資料をもとに、詳細に決算・予算案、事業報告・計画案についての審議が行われ、いずれも承認されました。    ☆ 平成20年度決算報告並びに
   平成21年度予算案計について説明
   佐々木哲生 教区保育連盟研修委員長 
☆ 平成21年度全国保育大会開催の進捗状況についての説明等も行われました。     ☆ 全国保育大会に向けて、平成20年度会計繰越金を全国保育大会会計へ繰入れることが承認されました。 ☆ 伊地知征明 教区保育連盟副理事長
2009(平成21)年度 総会報告書

 

4月17日(金)1620より1735まで、本願寺鹿児島別院会議室において2009(平成21)年度年次総会が開催されました。当日の出席者は、加盟90園中24園(欠席委任状38園)でした。

 開会式では「重誓偈」勤行のあと、教区保育連盟会長・理事長の挨拶がありました。引き続き総会に入り、下記の議案についての審議が行われました。

 

【審議事項】

 

第1号議案 2008(平成20)年度事業報告の件

第2号議案 2009(平成20)年度歳計決算報告の件

      〜監査報告〜

第3号議案 2009(平成21)年度事業計画(案)の件

第4号議案 2009(平成21)年度歳計予算(案)の件

その他 第27回全国保育大会・第39回九州地区鹿児島大会の件

 

【議事の顛末】

   

まず、正覺智成氏(出水組・指江保育副園長)を議長に選出。

出席者数62(委任状38を含む)の確認後、早速議案の審議に入り、保育連盟の事業説明担当理事(平島)が平成20年度の事業・決算にかかる第1号議案、について、概ね次の通り説明を行いました。

理事会は全国大会についての会議を開催する必要があったことから、例年よりも多めの7回開催しました。理事会においては、全国大会についての検討をはじめとして、各研修会の実施結果並びに収支についての報告が行われた他、平成20年度の連盟の活動内容及び予算の執行状況についての確認、それに基づく補正予算の作成、平成21年度の予算作成・事業計画、研修方針の確認等の審議を行いました。

 研修委員会は、新任・中堅・主任・園長研修会の前後に研修日程・内容の企画、検証並びに次年度の研修内容等についての会議を5回催しました。

 なお、平成20年度の各研修会は、新任57名、中堅62名、主任39名、園長28(第一回)31(第二回)の方々のご参加を賜りました。

運営管理委員会は、保育セミナーについての企画、「保育のしおり」の作成、次回への展望、教区保育連盟ホームページのあり方に関する内容検討のための会議を2回催しました。

また、保育セミナーには例年以上の50名もの方のご参加があり、平成21年度に改定される「保育所保育指針」について、懇切丁寧なご指導を頂きました。殊に、平成20年度はセミナー受講後に「指導計画についての実践的な研修を企画してほしい」との要望を受け、理事会に諮り急遽1月末日・2月朔の2日間「特別保育セミナー」を開催したところ、2日間で述べ410名余りのご参加がありました。 今回の保育指針・教育要領改定への関心度の高さが窺い知られる参加者数でした。なお、特別保育セミナーについては、加盟園以外の園(園長がご門徒)からの参加も受け入れました。

次に、第2号議案については財務説明担当理事(佐々木)が概ね次の通り説明を行いました。

決算について。

監事による監査時の指導により、今回は特別会計への繰入は決算では行わず次年度の予算案の中に盛り込みました。そのため当期の繰の設定、並びに補正予算を組むようにしています。

まず歳入の部。

教区からの助成金の他、平成20年度も早期に連盟会費を全園完納して下さったおかげで、10%の還付金等、ほぼ補正予算通り、合計5,146,677円の歳入がありました。

また、各研修会に当初の見込みよりも多数の方々のご参加があったことを受けて、平成20年度も補正段階で「研修参加費」を増額しました。殊に、特別保育セミナーには教区の研修始まって以来の参加者

があったこともあり、当初予算比では倍増以上の歳入となりました。

次に歳出の部。

補正段階での支出実績に基づき会議費、事務費、事業費の中から職員研修会費、園長研修会費、文書伝道費、慶弔費、雑費を増額しました。

予算補正後の決算で、歳入合計から歳出合計を差し引きますと、平成20年度は当期繰越641,193円。

平成21度への繰り越しは前期繰越金410,834円と合算して 1,052,027円となりました。

  通常ならここで、特別会計への繰入を行うのですが、今回は当期繰越金の大半を全国保育大会に回金するため、監事の進言により総会を経て次年度会計でその処理を行うことにしました。

 佐藤監事による監査報告では、決算に関して歳入・歳出ともに帳簿及び領収書を照合して慎重に審査した結果、計数並びに費目等に誤りのなかったことが重ねて述べられました。

 

 質疑では、願船寺保育園園長の井上氏から、収支計算書と貸借対照表の中の繰越金の表記の仕方についての質問があり、担当理事がそれについて答えました。

 

1号・2号議案が承認された後、続いて担当理事が平成21年度の事業計画・予算にかかる第3号・第4号議案について、概ね次の通り説明を行いました。

 教区保育連盟の活動方針・スローガン・研修テーマ・重点項目は資料にある通りで、今年度は理事会(5回)・研修委員会(3回)・運営管理委員会(1回)の開催を予定しています。


@新任研修会         5月13()14()

A 27回全国保育大会・第39回九州地区保育研修鹿児島大会

                      7月25()26()

B 保育セミナー       1015()

E 園長研修会        2月15()

 

また、教区内・教区外で実施される諸研修等についても、「まことの保育」推進のために、予め園の年間計画に組み込んでお繰り合わせご参加くださいますようお願いをいたしました。

重点項目の中では、今夏の大会成功に向けての取り組み、保育連盟発行の「保育資料」講読の促進、教区保育連盟「保育のしおり」の配布、教区保育連盟ホームページの活用、保育連盟作成の舞踊劇CD「子どもミュージカルおしゃかさま」の園での購入・使用などについて確認しました。

なお、平成21年度は、夏に全国保育大会・九州保育大会を併催する関係上、例年7月に開催している中堅・主任職員研修会、8月に開催している園長研修会の開催は見送りました。

次に予算案について。

今年度も監事監査での指摘により当初予算・補正予算を併記し、また比較増減は前年度の当初予算の額に対しての数字を表示するようにしています。

歳入の部。

加盟園数は前年度同様90園。また教区より今年度も100,000円の助成を頂ける予定です。会費は前年度と同額。研修参加費は、全国大会開催にともない、毎夏開催している中堅・主任・第一回園長の各研修会の開催を見送ることにしたため、前年度比110,000円減の890,000円。また、前期繰越金を特別会計に繰り入れなかったため繰越金が641,493円の大幅増となり、歳入全体では前年度比 522,166円増の4,133,000円となります。

歳出の部。

会議費・事務費・報奨費・本山負担金・大会負担金、慶弔費は前年度と同額。事業費の内、園長研修会は通常2回開催が1回、文書伝道費は平成20年度に来年の全国大会にあわせて「保育のしおり」を作成したので、330,000円減額。20,000円は、今年度から新任職員研修会に際して、研修資料テキストを作成することにしたため、その印刷にかかる経費を計上しました。

また、前年度の特別保育セミナーで得た増収分の大半550,000円を全国大会特別会計へ繰り入れることにしました。さらに、「保育のしおり」の今年度案の印刷を既に前年度終えているので、例年それに上等している額を予め特別会計繰入金として250,000円計上しました。

次年度の九州地区保育大会について話し合うための会議に出張する経費として設定している出張渉外費は、今年度は鹿児島開催となるため減額しました。

  出張渉外費については、昨年度は鹿児島教区開催でしたので減額しましたが、今年度は他教区開催になるので、例年並みに戻しました。

質疑では、願船寺保育園園長の井上氏から、今年度の総会資料には理事会・研修委員会・運営管理委員会の役員・委員の名簿を掲載してほしいとの要望があり、理事長が次年度からはそのようにしたいと答えました。

 

その後、今夏の全国保育大会について、事務局からの経過報告があった後、引き続き総務・行事・庶務の各部長が現況を報告しました。

 

平成21年度は、いよいよ全国保育大会・九州地区保育研修鹿児島大会が鹿児島教区担当にて開催されます。現在、各部におきまして、着々と大会準備が進められているところですが、教区内各園のみなさまのご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

周知の通り、保育を取り巻く環境は行政による制度の見直し、保護者の意識の変化、幼稚園教育要領・保育所保育指針の改訂など、時々刻々と多様な変化を続けています。それらの動向を的確に把握すると同時に、常にまことの保育の見直しを行いその推進に務めてまいりたく存じます。

今後とも、なにとぞ皆様のご理解・ご協力をお願い申し上げ、平成21年度総会のご報告とさせていただきます。      以上