2006 保育連盟総会
    ☆ 平成18年4月16日(月) 鹿児島別院にて開催

☆ 出席28名/委任状提出30名
 
☆ 中山知見 教区保育連盟会長
    ☆ 笠置信行 教区保育連盟理事長
   
 
☆ 議長に三島慶昭 氏(光明保育園長)選出   ☆ 平成17年度事業報告並びに
    平成18年度事業計画について説明
  平島義仁 教区保育連盟運営管理委員長
☆ 平成17年度決算報告並びに
   平成18年度予算案計について説明
  佐々木哲生 教区保育連盟研修委員長
 
☆ 資料をもとに、詳細に各事業を審議    ☆ 資料をもとに、詳細に予決算を審議    ☆ 脇田正 教区保育連盟副理事長

  
《総会報告書》

 



 

     2006(平成18)年度  総会報告書

 

 

 

 4月16日(月)1600より1705まで、本願寺鹿児島別院会議室において2006(平成18)年度年次総会が開催されました。当日の出席者は加盟90園中28園(欠席委任状30園)でした。

 総会では、開会式に引き続き、下記の議案について審議が行われました。

 

【審議事項】

 

第1号議案 2005(平成17)年度事業報告の件

第2号議案 2005(平成17)年度歳計決算報告の件

      〜監査報告〜

第3号議案 2006(平成18)年度事業計画(案)の件

第4号議案 2006(平成18)年度歳計予算(案)の件

その他

 

【議事の顛末】

    

議事は、まず三島慶昭氏(南隅組・光明保育園長)を議長に選出。

早速議案の審議に入り、保育連盟の担当理事が平成17年度の事業・決算にかかる第1号議案、第2号議案について、概ね次の通り説明を行いました。

理事会は役員改選の年度にあたったため特別理事会を入れて4回開催。理事会においては、各研修会の実施結果並びに収支についての報告が行われた他、平成17年度の連盟の活動内容及び予算の執行状況についての確認、それに基づいての補正予算の作成、平成18年度の予算作成・事業計画、研修方針の確認等についての審議を行いました。

 研修委員会は、新任・中堅・主任・園長研修会の前後に研修日程・内容の企画、検証並びに次年度の研修内容等についての会議を4回催しました。

運営管理委員会は、保育セミナーについての企画、次回への展望、教区保育連盟ホームページのあり方に関する内容検討のための会議を2回催しました。

決算について。監事による「監査指摘」に基づき、近年は年度末に予算の執行状況に応じて特別会計繰入金の設定、並びに補正予算を組むようにしました。

まず歳入の部では、職員研修会(新任職員研修会)に当初の見込みよりも多数の方々のご参加があったことを受けて、平成17年度も補正段階で「研修参加費」を増額しました。

次に歳出の部では、実績に基づいて会議費・事務費・事業費の中から園長研修会費、並びに出張渉外費・慶弔費・雑費をそれぞれ減額しました。一方、事業費の中で研修会への参加者が多かったことに連動して職員研修会費を、また「入園のしおり」の印刷代に充当する「文書伝道費」は、「しおり」を昨年新規作成したため、今後数年は大きな変更点はないことを見越して平成1819年度の2カ年分として7000部印刷したため、当初予算額との差額分を増額しました。なお、平成16年度は「入園のしおり」の新規作成、「幼児のおつとめビデオ複製」等にかかる単年度限定の特別支出があり、当期会計では欠損が生じました。そのため例年行っている特別会計への繰り入れはありませんでしたが17年度は200,000円の繰り入れを行うことが出来ました。この結果「積立金」の合計額は 2,859,779円となりました。

また、予算補正後の決算では、歳入合計から歳出合計を差し引きますと、平成18度への繰り越しは前年度比 28,560円増の 398,142円となりました。

 監事による監査報告では、決算に関して歳入・歳出ともに帳簿及び領収書を照合して慎重にに審査した結果、計数並びに費目等に誤りのなかったことが重ねて述べられました。

 第1号・第2号議案が承認されたあと、続いて担当理事が平成18年度の事業計画・予算にかかる第3号・第4号議案について、概ね次の通り説明を行いました。

 教区保育連盟の活動方針・スローガン・研修テーマ・重点項目は資料にある通りで、今年度は理事会(4回)・研修委員会(4回)・運営管理委員会(3回)の開催を予定しています。

     

1.新任研修会        5月17()18()

2.中堅職員研修会    7月26()

3.主任職員研修会    7月27()

4.第1回園長研修会  8月28()

5.保育セミナー      1017()

6.第2回園長研修会  2月15()

 

また、教区内・教区外で実施される研修についても、「まことの保育」推進のために、予め園の年間計画に組み込んでお繰り合わせご参加くださいますようお願いをいたしました。

次に予算について。今年度から、監事監査での指摘により当初予算・補正予算を併記し、また比較増減は前年度の当初予算の額に対しての数字を表示しました。

歳入の部。加盟園数は前年度同様90園。教区助成費・会費は前年度と同額。研修参加費は、例年並を見込んだことから 20,000円減額。繰越金は28,560円増額。歳入全体では、前年度比 18,542円の増となります。

歳出の部。会議費・事務費・報奨費・本山負担金・大会負担金・出張渉外費・慶弔費は前年度と同額。また、事業費の内、文書伝道費は平成17年度中に18年・19年度2カ年分を一括印刷したため0としました。この他、例年は補正予算の段階で計上する特別会計繰入金に、平成18年度は事業費の中の文書伝道費の減額分250,000円の内から 50,000円を当初の段階で計上しました。

 情報通信費の大半はホームページの維持管理費(プロバイダへの支払い)ですが、容量を50MB確保していますので、今後とも研修報告を中心に多くの情報を掲載していきたいと考えています。また、園でホームページは作成された場合はリンクを張りますのでご一報下さい。

 

近年、保育を取り巻く環境の変化には著しいものがあり、今年秋から幼稚園・保育園両方の機能を併せ持つ「幼保総合施設」が『認定子ども園』という呼称でスタートします。これが、今後の幼保一元化の流れを作る橋頭堡となるのか、あるいは幼稚園・保育園と並ぶ第三の施設として定着していくのか…現段階では何ともいえませんが、ひとついえることはこの施設が、保護者及び社会のニーズを受けて設置されるのではなく、「経費節減」という行政の思惑に基づいてスタートするということです。今後の動向を見守りたいと思います。

また、昨年度から「個人情報保護法」が施行され、各園においては規定の整備、職員への周知・取り扱いに留意していく必要があります。ファイル交換ソフト・ウィニーのウィルス感染によって官公庁・企業等の個人情報の流出が社会問題化していることから、「個人情報」についての保護者の意識・関心も高まってきているように窺えます。教区保育連盟では昨秋の保育セミナーにおいて「園における個人情報の取り扱い」について研鑽を深める機会を設けましたが、今後ともその時々の課題をいち早く取り上げて対応していきたいと考えています。

この他、保護者の意識の変化(苦情相談・解決)の分析・対応方法の検討、世情を反映した安全管理及び危機管理態勢の構築などが急務となっています。

このようないわゆる混迷状況のなかにあって、幼稚園・保育園共に「保護者から選ばれる」時代になっていることを強く意識せざるを得なくなり、そのようなことから今後取り組むべき事項として、近年は「保育者の資質の向上」ということが研修課題として鮮明になってきました。このことを受けて、平成18年度の職員研修会では「保育者の資質の向上」研修テーマに設定しました。また、秋のセミナーでは「障害児保育」の問題を取り上げ、研鑽を深めたいと考えています。(ただし、その時点で優先する課題があれば柔軟に変更致します)

「少子化問題」はいよいよ深刻な社会問題となり、種々の対策が次々と打ち出されていますが、なかなか有効な決定打は出てないようです。また、幼児の虐待だけではなく、最近は想像し難いような理不尽な理由で子ども達が痛ましい死を遂げる事件が次々と起こるなど、世の中の「五濁化」には著しいものがあります。

尊いご縁があって迎え入れた乳幼児に対して、保育連盟の保育方針として掲げる「子ども達が幸せな生活のできるいしずえを築く」ことが出来ますよう、連盟加盟園が共に手を携え合って日々「まことの保育」を推進していけたら…、と思います。

今後とも、なにとぞ皆様のご理解・ご協力をお願い申し上げ、平成18年度総会のご報告とさせていただきます。       以上