2004 保育連盟総会
☆ 平成16年4月14日(水) 鹿児島別院にて開催

    ☆ 松藤誠哲 教区保育連盟会長(開会式)
 

    ☆ 笠置信行 教区保育連盟理事長(開会式)
   
 

   ☆ 議長に 西藤禮之氏(薫染保育園長)選出 
   ☆ 平成15年度事業報告並びに
      平成16年度事業計画について説明 
      平島義仁 教区保育連盟運営管理委員長
 
  ☆ 石神慶正 教区保育連盟監事による
    平成15年度決算についての監査報告
     
   ☆ 資料をもとに、詳細に各議案を審議   

  ☆ 平成15年度事業報告・決算
  ☆ 平成16年度事業計画・予算
   
  ☆  脇田 正 教区保育連盟副理事長(閉会式) 

  
《総会報告書》


2004(平成16)年度 総会報告書



    4月14日(水)16:00より17:45まで、本願寺鹿児島別院会議室において2004(平成16)年
   度年次総会が開催されました。当日の出席者は加盟園89園中25園(欠会委任状27園)でした。
    総会では、開会式に引き続き、下記の議案について審議が行われました。

    【
審議事項】
    第1号議案 2003(平成15)年度事業報告の件
    第2号議案 2003(平成15)年度歳計決算報告の件
          〜監査報告〜 
    第3号議案 2004(平成16)年度事業計画(案)の件
    第4号議案 2004(平成16)年度歳計予算(案)の件
    その他


    【議事の顛末】
    議事は、まず西藤禮之氏(薫染保育園長)を議長に選出。
    早速議案の審議に入り、保育連盟の担当理事が平成15年度の事業・決算にかかる第1号議
   案・第2号議案についての説明を概ね次の通り行いました。
     理事会は役員の選出にかかる特別理事会を含めて4回開催。各種研修会の実施結果並び
   に収支についての報告、平成15年度の活動内容及び予算の執行状況についての確認、平成
   16年度予算作成・活動計画等についての審議を行いました。
    研修委員会は、新任・中堅・主任・園長研修会の前後に研修日程・内容の企画・検証等のた
   めの会議を4回催しました。
   運営管理委員会は、保育セミナーについての企画・次回への展望、入園のしおり増刷・教区
   保育連盟ホームページのあり方に関する内容検討のための会議を2回催しました。
   決算について。歳入の部では、教区主催の研修会に当初見込みよりも多数の方々のご参加を
   賜り、「研修参加費」が増となりました。歳出の部では、参加者数が多かったことに連動する
   「職員研修会費」の支出増と、昨年度は慶・弔共に4件ずつあり「慶弔費」の支出が当初の見
   込みを超過してしまいました。また、平成15年度は年度末に30万円を特別会計に繰り入れるこ
   とが出来ました。
    この結果、歳入合計から歳出合計を差し引きますと、平成16度への繰り越しは504,903円と 
   なります。なお、平成15度の当期繰り越しは28,872円でした。
    監事による監査報告では、決算に関して歳入・歳出ともに帳簿及び領収書とを照合して慎重
   に審査した結果、計数に誤りのなかったことが重ねて述べられました。併せて、現在の連盟規
   約では予算についての権限は総会にあり、補正を組む際は「臨時の総会」を開催しなくてはな
   りませんでしたが、監事監査を経ての指摘ということで、理事会に補正予算を組む権限を付与
   することが提案され、今後決算書では「当初予算額」「補正予算額」「決算額」を併記するこ
   ととなりました。

    第1号・第2号議案が承認されたあと、続いて担当理事が平成16年度の事業計画・予算にか
   かる第3号・第4号議案について、概ね次の通り説明を行いました。
    教区保育連盟の活動方針・スローガン・研修テーマ・重点項目は資料にある通りで、今年度
   は理事会(3回)・研修委員会(4回)・運営管理委員会(4回)の開催を予定。また、教区
   内・教区外で実施される研修についても、予め年間計画に組み込んでお繰り合わせご参加くだ
   さい。
    予算について。歳入の部では、南日本新聞で既報の通り竜谷学園の若草幼稚園と洗心幼稚園
   が園児数の減少により廃園、南隅組のはまゆう保育所が脱退したことにより3園減。この結果
   加盟園数が前年度の92園から89園になり、それに伴い会費収入が減となります。また本山から
   の還付金減や預金利息が殆ど期待できないような状況にあり、歳入全体では前年度比60,000円
   の減収となります。歳計の部では、3園減により本山負担金と組研修会助成費が減、園長研修
   会費も前年度実績を勘案して減としました。一方、平成17年度に向けて『入園のしおり』を全
   面改訂することを視野に入れて、文書伝道費を増額。なお、この費用に増額分については予備
   費を取り崩す形で処理しました。また情報通信費は具体的にはホームページの維持管理費(プ
   ロバイダへの支払い)ですが、容量を現在の20MBから50MBに増量するため契約内容を変更した
   ことによる増額分を含んでいます。

    第3号・第4号議案が承認されたあと、「その他」の中で参加された方から次の2点につい
   ての要望・指摘がなされました。
   一は、理事会において特定の組の理事が全く出席しておられないが、各組において理事の選任
   をされる際は十分な配慮を行って頂くと共に、選出された理事は止むを得ず出会できない場合は
   理事の代理を出席させるなどして、理事会の決議事項・連盟の動き等を着実に各組に伝達した
   り、各組の意見・要望を教区の方針・計画等に反映出来るようにしてほしい。
   二は、これを受けて、理事会には会の成立要件について何ら明記がなく、また総会については「出
   席者の過半数をもって議決する」とあるのみで、理事会・総会ともに会の成立用件を満たす事項に
   ついて明確にされていないが、そのことが理事会並びに総会への関心を希薄なものとしている要
   因ではないかとのご指摘がありました。前年度までは、総会冒頭に出席者数・委任状の数を発表し
   て黒板に明記していたのですが、今年度はそれらの確認がなされなかったためのご指摘かと思わ
   れます。次年度からは、開会時に出席者数並びに委任状の数を発表・明記したいと思います。

    最後に、平成15年度は園長研修・保育セミナーにおいて、保育が「サービス」と位置付けられ、
    保護者がそれを「利用する」という意識の変化により、新任職員から中堅・主任職員まで、経験
   年数等の有無にかかわらず課題と感じている「保護者との対応」について、その解決の糸口とな
   る「カウンセリング的対応」や、人材育成の具体的方途である「園内研修」のあり方について取り
   上げた他、世の中の流れとなりつつある「男女共同参画社会」の目指す事項についての理解を
   深める機会を持ちました。
    昨年、幼稚園・保育園両方の機能を持つ内閣府所管の「幼保総合施設」構想が打ち出されまし
   た。今後、保育を取り巻く環境は激変していくことが懸念されます。そのような混迷状況の中にあ
    って、連盟加盟園が共に手を携え合って、「まことの保育」を推進していくことが出来増すよう、今
   後ともなにとぞ皆様のご理解・ご協力をお願い申し上げ、平成16年度総会のご報告とさせていた
   だきます。
                                                         以上