2003 新任職員研修会
 ☆ 平成15年5月14−15日 開催
    松藤誠哲 保育連盟会長            笠置信行 保育連盟理事長  




  ☆この研修会に参加して印象的だったことは何ですか。

 
 

* 浄土真宗について、何も知識がなく、浄土真宗の保育園に勤めているという自覚をはっきりと持っていなかった。しかし、初めて研修会に参加して「私は浄土真宗の保育園に勤めているのだ」というものを感じた。一番印象的だったのは、補任式でした。補任式が始まり、決意表明をすると「私は本当に鹿児島で保育士になれたのだなぁ」という実感が湧きました。

* 講義は全部が印象的でした。教わったことは紙に書いているだけでまとめきれないけど、少しずつでも「まとの保育」を知っていければいいなと思います。補任式もとっても感動して、絶対にこのことは忘れません。

* 「まことの保育」の内容を深く教えてもらい、とても意味のある保育なんだなというのが印象的でした。

* 補任式。一人ひとり決意表明をして、こころ新たにがんばろうと思った。本堂が不思議な空間になってビックリした。貴重な体験をさせていただいたと思った。

* 補任式で一人ひとり、自分のめざす保育者像を言ったこと。ろうそくの灯や、阿弥陀如来さまがきれいで、その中で自分の気持ちがひきしまる思いがしました。

* 私自身が非常識だったんだなぁとすごく反省しました。はたらきだして1カ月と少し過ぎたけれど、少しも社会人としての心構えが出来ていないと実感しました。社会人として保育園ではたらいているという自覚を持って仕事をしていきたいと思いました。

* グループ学習で、いろいろん先生に自分の悩んでいることを聞いてもらったり、悩みを聞いて、悩んでいるのは一人じゃなく、みんな同じなのだということがわかり、安心し、「また頑張っていこう」と思えた。また、それぞれの園では、こうしているというアドバイスをもらえて、早速自分も取り入れていこうと思いました。いろいろな年齢を受け持つ先生たちと話し合うことができてよかったです。

* 補任式での雰囲気です。練習の時は、何も考えていなかったのですが、実際阿弥陀さまの前に出た時、決意表明をしたら、気持ちがかたまり、この気持ちを忘れないようにしようと思いました。


  ☆ この研修を受けて、これからどのように幼児に接していきたいと思いますか。


* 自分自身の心にゆとりを持って、子どもたちを枠にはめずに接していきたいと思いました。そのために、自分のことをもっとよく知り、そして子どもたちのこともよく知ることが必要だと思いました。客観視できる自分をつくりたいです。

* 「保育者は子どもの鏡である」というのを聞いて、「自分が子どものお手本となるようにしなければならない」と思っていたけれど、もちろんそれも大事だと思っていたが、子どもから教えられこともたくさんあると聞いて、子どもと共に成長していきたいと思いました。

* 寝てくれない子、言うことを聞いてくれない子、このような子どもたちを「問題児」と受け止めるのではなく、型にはめるようなことはせず、自分自身広い心を持って一人ひとりの気持ちを受け止めるように、また一緒に気持ちを分かち合うように接していきたい。

* 常に見られていることを意識して、行動することや、子どもたちが持っている豊かな感性や優しい心を引き出し、伸ばしていけるようにしたいと思いました。そのためにも、日々子どもに学びながら共に成長したいと思いました。

* 初心を忘れず、公平な態度で愛情を持って接していきたい。また、決意表明したように「子どもに好かれ、共に成長してゆける保育者」になれるよう、毎日の園生活を子どもと一緒に様々なことを感じとってゆきたい。

* 子どもたちを自分の「枠」にはめこまず、様子をうかがい、見守ることも大切であることを考える。「なぜ?」という疑問形で、叱られた理由を気付いてもらえるように接していきたいです。また、ほめることの大切さを心掛け、いいところをもっと発見できる保育者になりたいと思いました。

* 焦らず、ゆっくりと子どもたちから様々なことを学んでいきたいと思います。また、何もんも叱る、注意するというのではなく、自分はどうであるか、自分に置き換えて、子どもの気持ちを理解できるよう接していきたいです。 

 
 
 
☆ この研修を通して、どのようなことを学ばれましたか。また、もっとこんなことについて聞いてみたかたと思うようなことがありましたか。

* 「まことの保育」について、難しく考えていました。実際に、先生方のお話はわかりやすく、興味深い内容でした。日々の保育のつみ重ねが、大切だと学びました。また、「先生と呼ばれることを当たり前と思ってはいけない」ということも強く心に響きました。

* まことの保育がどういうものか少しわかりました。はっきりとこれというふうにはわかりませんでしたが、少しでも理解できたことはよかったです。子どもたちは一人ひとり違っていて当たり前ということを頭に置いて保育をしたいと思いました。

* 子どもを教育するのではなく、保育者と子どもが共に育っていくことが「共育」であるということがわかりました。まず、自分を見つめ、自分が好きだといえる保育者になることが必要だということがわかりました。

* 自分が本当に正しいのか? 常に自問自答を繰り返しながら、まことの保育を心がけることが大切だと感じた。

* 「まことの保育」「浄土真宗の教え」など、いろんな先生から講義して頂き、今まで忘れていたいたこと(保育の中で)当たり前になって気付いていなかったことなど多くを発見することができました。

* 仏前の作法やお念珠の持ち方、合掌の仕方など、基本的なことから教えていただき、学ぶことができた。また、まことの保育での「いのち」の大切さ、生きていることのすばらしさ、そのことを幼児期に育てる大切さを知ることができた。自分を見つめ、自分に問い、そして子どもから学び、子どもと一緒に成長してゆきたいと思う。

* 私は今まで意味がわからずに「南無阿弥陀仏」と言っていたけど、この研修で仏さまのおはたらきによって、私たちは南無阿弥陀仏と言っているということがわかり、これから子どもたちに聞かれても、自信をもって答えられなと思った。「まことの保育」について、今までは全然わからなかったけど、少しは理解できたような気がしたのでよかった。

* 自分自身が子どもに枠をつくりあてはめてしまい、枠外であると「問題児」として見てしまいがちであるが、そうではなくて、子どもが子どもである姿を大切にすることが大事なのだということ。

* 保育者として、自覚を持って、子どもの鏡となれるよう、自分自身をもっと高めていかなくては…と、思いました。また、まことの保育はほとけさまをお手本にすること、ということを聞き、仏さまの教えについても学んでいきたいなと思いました。

* 自分が保育をして、気付いた不安だった点をグループ学習で話し、そのことについて他の先生がいろいろこうした方がいいのでは?と返してくれたので、少し気が楽になったし、保育に取り入れてみようと、また意欲がわいてきました。とても充実した研修会となりました!!

* 保育士という職業の重要性・重さ・すばらしさ!!
子どもと成長させていただける有り難い仕事をさせていただいているのだと、今回改めて感じました。それだけの仕事をさせていただくにあたり、自分の心をいれかえたり、努力しないといけないことも分かりました。子どもも、保育者としての自分も愛したいと思います。

* 保育士は人的環境であるということで、子どもたちに模倣されてもよい保育士でなければならないということを学びました。また、焼香の作法や、本堂の内部が学べて、なかなかしっかりと学ぶことがないので、よかったなと思いました。

* 私は、浄土真宗についての知識が全くと言っていいほどなかったので、まだ完璧とはいかないけれど、「南無阿弥陀仏」の意味など知ることができて、少しは浄土真宗について学ぶことができたような気がします。また、まことの保育についてもいろいろなことを学ぶことができたので、よかったと思います。保育者はどうあるべきかということも、資料をいただいて学ぶことができ、今回の研修はとてもいい機会になりました。

* 子どもと接してきて、自分を反省することばかりで、いつも焦って子どもを叱ってばかりいたことが、どれだけ子ども傷つけてきたかと思いました。周りの目ばかり気にして、目の前の小さなことに気付かないでいたなと思いました。子どもの心の声の聞こえる人になりたいです。

*1カ月半仕事をしてきて、段々と慣れが出てきて、初心を忘れかけていたところもあった気がします。「まことの保育」を目指す者として、忘れてはいけない心構えを今一度心に受け止めることが出来ました。講義を聞くと、当たり前と思える内容なのですが、だからこそ、日々反省して次の日への準備をすることを欠かさないようにしたい。
  
 ☆ 研修会で気付かれたこと、要望。時期・期間・日程、その他、何でもどうぞ!


* とても充実した研修会だったと思います。ありがとうございました。

* 時期は、わからないことが鮮明になってくるこの時期にあり、よかったと思いました。他の先生方の悩みが聞けて、勇気づけられました。

* 本当にこの研修に参加してよかったです。

*時期もすごく暑いときでもなく、寒い時でもなく、日程も1日頑張ったら、次の日は午前中だけなので、無理もなく集中して頑張れた。短大の友達にたくさん会えて嬉しかった。また、みんな同じ問題に悩んでいたりして、共感できる部分がたくさんあり、グループ学習など、とても楽しく学ぶことができた。

* この研修会に参加し、浄土真宗の教えやまことの保育について、今まで全然わからなかったけど、少しは理解できたような気がします。これから、この研修で学んだことを忘れず、補任式で決意した「子どもたちの気持ちのわかる保育士」になりたいです。いつでも初心を忘れず、頑張りたいです。

* 同じ保育者として頑張っているたくさんの先生方やスタッフの方々と出会えて、本当に良かったです。このような機会を与えていただき、ありがとうございました。

* 大きな行事と重なることもなく、子どもたちも4月からするとだいぶ落ち着いてきた時期なので、研修の時期としてはちょうどよかったと思う。歌(讃歌等)の練習をもう少し取り組んで頂けたらと思った。

* すごくいい体験でした。始めは、初めてすることばかりで、戸惑うこともあったけど、すごくいい勉強になりました。今までの自分を見つめなおすきっかけにもなりました。また、こういう機会があったら、ぜひ参加させていただきたいと思います。

* 食事が普通で、私たちのことを考えてカレーやサンドイッチにして下さったのかもしれないのですが、1食くらいはお坊さんと同じもの(精進料理)など食べてみたかったです。

  

   『グループ学習』:講義の内容を確かめたり、お互いの悩みについて語りあったり、アドバイスをもらったりしました。