2007 第一回園長研修会 
 ☆ 2007年7月30日開催
 
 笠置信行 教区保育連盟理事長                                          中山知見 教区保育連盟会長

 平成19年度 第1回教区園長研修会の研修テーマは「保育を取り巻く環境」〜保育の質を考える・新第三者評価・危機管理について〜
 今年度は、小笠原先生のご紹介で共に中央でご活躍の白河健一先生(社会福祉法人親和会理事長・ 宮原保育園園長)に御出講頂きました。
  「保育の質」は、個人のレベルに依存するものではなく、継続的に提供される保育の在り方をいう。
 したがって、職員が退職等によって替わっても、園の保育の質は変わらないようなシステムを構築する必要がある。

 近年諸研修においてしばしば取り上げられる「保育の質」とは、いったいどのようなことなのか、ということについて、明快に教えてくださいました。
 また、第三者評価については、さまざまな課題があることと、今後どのように取り扱われていくのかということについても詳細に説明して下さいました。
 危機管理については、より具体的にお話くださると共に多くの示唆を与えていただきました。
  第三者評価の問題点はいろいろあるが、一つにはマニュアル至上主義的な面がある。
  また、評価する人の主観によって一方的に評価付けされることがないとはいえない。
  さらに、保育現場の現状に鑑みて、第三者評価を受審することのメリットがさほどあるとも思えない。
  したがって、第三者評価はその内容についての大幅な見直しがなされなければも、保育の質を高めるツールとして活用する方が良い。
  

 講義は、質疑応答の時間を含んで、午後3時から5時半過まで休憩をはさんで行われました。
 また、その後の質疑では、予定の時間を超過するほど、参加された先生方からの質問が寄せられ、大変充実した研修会になりました。