2006 第一回園長研修会 
 ☆ 2006年8月28日開催
 
 笠置信行 教区保育連盟理事長                                          中山知見 教区保育連盟会長

平成18年度 第1回教区園長研修会の研修テーマは「保育を取り巻く環境」〜認定子ども園について〜
昨年の8月の園長研修に引き続き、今年度も小笠原文孝先生に御出講頂きました。先生には、今週からスタートする第三の保育施設といわれる「認定子ども園」の様々な事柄について懇切・丁寧にお話を頂きました。
  保育園における「養護と教育」は併置的に理解するのではなく、「表裏一体」の関係で理解することが大切!
   「〜から世話を受ける:養護」、「〜を自分でする:教育」

「認定子ども園」の一番の問題は、社会のニーズによるものではなく、「財政削減」が根底となっている点で、今後「幼保一元化」など、保育の制度がどのように変わっても、保育者は「子どもの最善の利益」を第一に考えることが大切であると述べられました。
  「認定子ども園」は保育所にとってひとつのメリットもない、と巷間ささやかれており、現状においてはそうかもしれないが、子どもの数によって影響を受けている経営面のみで評価するのではなく、保育内容面で、幼稚園教育は学校教育要領に属する位置づけであって、そのき養育的位置づけが今後の保育所の保育にとっても大きな影響を持つことになりはしないかと考えられる。

講義は質疑応答の時間を含んで、午後3時過ぎから6時過ぎまで休憩無しで3時間余に及びましたが、講義内容の充実度に加えて、先生が熱心にお話してくださることもあり、あっというに終わった感じでした。