こだわり ー本場桜島産の桜島大根ー

「桜島大根」とは

本場桜島産の桜島大根−ふじさき漬物舗

 「桜島大根」は、江戸時代天保年間(西暦1830〜1844年)に書かれた「三国名勝図会」という本に、『その大なるものは径り1尺なるあり、世に桜島大根と称してこれを賞玩す。天下に大きな大根多しといえども、いまだ島産に及ぶものあるをきかず』と紹介されており、当時から桜島で栽培されていた様です。桜島大根は、ギネスブックに世界最大として登録されていますが、大きいだけではなく、甘く、肉質の柔らかい大根で、主に漬物や煮物などにして食べられます。

 当社創業者藤崎貞茂は桜島の出身で、現在も親戚多数が桜島に住んでおり、そのご縁もあって、多数の契約農家の方々が桜島での桜島大根栽培に励んでいます。毎年9月上旬に播種してから、翌年1月〜2月に収穫するまでの4〜5ケ月の永い期間、桜島大根が大きく実るまで丹精込めて育てます。
 当社では1月中旬から2月中旬までの期間、この本場桜島産桜島大根を葉付きの状態でダンボールに入れて発送し、全国の皆様に春を告げる桜島大根をご賞味頂いております。

「桜島漬」「桜島大根みそ漬」「桜島大根うす切り」のお話

本場桜島産の桜島大根−ふじさき漬物舗

  「桜島漬」は、その桜島大根を約4cm程の厚さに切ってから6ケ月以上塩漬けし、十分に発酵させた後、酒粕に漬けて塩度を抜いて行きます。約1ケ月経過すると酒粕も塩辛くなりますので、再度新しい粕を使って漬け替えます。この作業を3回繰り返し、塩度が下がったら酒粕に砂糖や調味料を加えた調味粕で味付けを行い、更に2ケ月ほど漬け込んで出来上がる、正にスローフードの代表の様な食品です。こうした手間を掛ける事で、琥珀色の照りのある綺麗な「桜島漬」が出来上がります。ご飯のお供には勿論、お茶受けに、お酒のおつまみに、持って来いの味わい深い漬物です。
「桜島大根みそ漬」は、上記の「桜島漬」の工程で調味された粕漬を、仕上げに九州の麦味噌を使って調味した漬物で、麦味噌の旨味が食をそそる大人気の一品です。
「桜島大根うす切り」は、うす塩に漬けた桜島大根を、一枚一枚スライサーで丸ごと薄く切り調味した漬物で、「たまり漬」と「しそ風味」・「しそ風味(無着色)」があり、桜島大根の大きさを体現できる様にと作った商品です。

「桜島ぶり大根」をいつでも

地元における桜島大根の最もポピュラーな食べ方は「ぶり大根」ですが、これは生の大根が出回る時期にしか食べられません。当社では、生の桜島大根と、鹿児島県産ブリの頭、カンパチのカマとを一緒に煮たレトルト食品「桜島ぶり大根」を年間通じて販売しています。桜島の農家の方が一生懸命に作った桜島大根を、何とか全国の方々に召し上がって頂きたいと思い、この商品を開発しました。
本品は、「2007 かごしまの新特産品コンクール」において、「鹿児島県特産品協会理事長賞」を受賞しました。



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