入院中は時間がくれば、お食事が出されたり、服薬も忘れないように看護師が声をかけてくれるといったように、自分で主体的に考えなくても生活が送れる場合が多いと思います。しかし、退院して地域で生活するとなると、何でも自分で考えて動いていかなければなりません。困ったことや不安なことも発生するでしょう。そんな時、話を聞き一緒に考え、1人で出来ない事は一緒に行いながら、やがては1人で出来るように援助し、地域で安定した生活を送れるように支えていくサービスが、『訪問看護』です。
精神科訪問看護とは
どんな方が利用できますか
- 長期入院により社会適応能力が低下し生活指導を要する方。
- 対人障害・食生活の不安・就労のトラブルなどがある方。
- 話し相手のいない単身者や閉じこもりがちな方。
- 再発・再入院の恐れのある方。
- 夫婦とも障害者、家族が高齢など当事者の世話ができない家庭。
利用するにはどうしたらいいの?
- 主治医・スタッフ・受付までご相談ください。
サービスの内容は?
- 社会生活復帰への相談や生活のリズムのとりかた、趣味・余暇の過ごし方の指導。
- 人付き合いのアドバイス。(友人・ご近所など)
- 服薬の方法・指導・管理の説明。
- 健康相談・症状悪化の早期発見とそれに対する対応。
- 社会福祉制度の利用に関する相談。
- ご家族への支援。
訪問地域・訪問時間・訪問回数は?
- 原則として当院より16キロ以内とします。
- 訪問時間は30分から1時間程度です。
- 訪問回数は週3回までとなります。
- 訪問日時については担当者とご相談ください。
秘密の保持・苦情への対応
- 訪問中に知りえた情報を、本人及び家族の許可なく他に漏らすことは、絶対にしない。(退職後も同様の事とする)
- 利用者からの苦情に迅速かつ適切に対応するため相談窓口を設置し必要な処置を講ずるものとする。
費用について
- 自立支援医療について
平成18年4月から公費負担制度は自立支援医療に変わりました。