鹿  その39

竹田神社夏祭り (takedajinjya natumaturi) 

加世田市.

島津中興の祖、島津日新公忠良を祭る竹田神社の夏祭りで、県下三大夏祭りです。
県指定無形文化財の士踊り、県指定有形文化財の水車からくりなどが催されます。

士踊り「さむらいおどり」は日新公が、出陣の勢ぞろいにあたり、武士の意気高揚や
手足の動きや歌によって、間者「かんじゃ・くせもの」を見つけるためのものと言われ
約400年続いている踊りです。現在は7月23日の竹田神社夏祭りで踊られます。

二才踊りの先導役  二才踊り
 士踊りは士族男子だけが踊る  二才踊りは全員鉢巻
 二才踊りの奉納  稚児踊りの先導を勤める鎧武者
 稚児踊りは陣笠と鉢巻 稚児踊りは太鼓や鉦を使った子供の踊り
水車からくり この年の出し物は勧進帳

                                                   2005.7.23取材





小湊鎌手踊り (kominato kamanteodori) 

加世田市.

薩摩各地にある、棒踊りの一種、鎌踊りです。かまんておどりと発音します。
棒踊り・鎌踊りは、武士以外の農民などが踊ります。竹田神社境内のもの・


以前は青年男子だけだったが最近は女子子供も参加







近戸神社夏祭り (cyikadojinjya natumaturi) 

加世田市.

鹿児島の夏祭りは六月灯「ろっがっどう」です。旧暦の6月・前後2ヶ月の間
県内のどこかでこの六月灯が行われています。ここに奉納のため、内山田
太鼓踊りが神社境内で踊られます。夜の太鼓踊り披露は珍しいものです。

小さな地域の夏祭りで、六月灯を兼ねて、太鼓踊りの奉納披露があり、
日本舞踊や、和太鼓演奏なども発表され、村祭りの素朴さもあります。


階段を登ると境内がある。両側は灯篭の展示 保育園児や幼稚園児の和太鼓打ち
内山田太鼓踊り

                                        取材 2005 7.25

  表紙                       次頁40         鹿児島の四季表紙に