鹿  その37

お釈迦祭り (osyaka maturi) 
志布志町.

平安時代・奈良時代に創建されたという、由緒ある名刹、志布志・宝満寺。旧暦の4月8日、
現在は4月29日に、おしゃかまつりがあります。町をあげてまつりに取り組み、
大変にぎやかなお祭りになって、近隣からも見物人がたくさん訪れます。

 

お祭りは、前夜祭と翌日のパレードの二日間にわたって行われ、メインはシャンシャン馬に
横座り乗って、お婿さんの引く手綱での行列。ほかに、稚児行列・太鼓演奏・鼓笛隊など
にぎやかに、町内をパレードします。踊り連のパレードや、協賛して自衛隊の護衛艦などの
披露・体験航海。宝満寺境内の特設ステージで郷土芸能披露なども、行われました。




白象像の行進。釈迦の誕生を祝う 稚児行列
花嫁行列・手綱は婿さんが 花嫁カップルは4組
宝満寺境内 露天もたくさん出る

                                                   2005.4.29







おんだんこら祭り (ondankora) 
垂水市.

垂水市最大の郷土行事で、白山神社恒例のお祭り。白山神社は高隈山系のひとつの山「標高827m」が
そのご神体で、頂上にはイザナミノミコト・イザナギのミコトと、菊理姫の3柱を祭ってあり、これは数百年前、
本城の地頭・伊地知氏が城に入るとき、加賀「石川県」の白山神社を分神し、祭ったものと言われています。
 

「おんだんこら」とは、御田の河原の意味で、以前は河原のそばに白山神社の神田があり、神田の場所は
「御田」と呼ばれていた。鹿児島では、”河”は「こ」と呼び、祭礼には沢山の人が集り、文字は女男河原とも、
書かれるようになったとのこと。現在は洪水や工事で河原がなくなり、近くの三和センター付近で、開催
されるようになりました。。近くの的場橋付近は、ここで以前、流鏑馬も催され、おおいに賑わったそうです。
旧暦3月4日、標高827mの白山に参拝登山をして、下山後にこの河原に集って祭りを楽しんだそうです。

白山頂上まじかの登山道 植木市や露店と舞台

右の一番前衛が白山 臨時の祭壇や賽銭箱 集客6000人の結構賑やか


手作りの舞台 出演者に鹿児島では知られた司会者 農機具コーナーは人気が無かった


                                          取材2005.4.3

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