その11


ひな女祭り  ひなじょまつり(hinajyo) 
阿久根市・佐潟
 
背中合わせにひもで負ぶってハンヤ節を踊る

阿久根市の漁港・佐潟「さかた」集落では、江戸時代から「ひな女祭り」が残っている。
集落に生まれた長女の健やかな成長を願うものだったが、この漁師町も小子化が進み
女の子なら次女でも三女でも、集落出身者の女の子でも良いということになった。
主役の女子の身内が子供を背中合わせにひもで背負って、阿久根ハンヤ節を踊る。


露店も出てお祭気分 ひな女ののぼりも立って、30分前 港に続く広場で行う
始まり前はレコード・ハンヤは生 式次第とあいさつ 集落はどこも違わず老人が多い

以前は釈迦誕生日「旧暦4月8日」に、集落の長女誕生を地区総出で祝ったものだそうです。
近年は5月8日に、集落の女児誕生を、子孫繁栄を願い行っています。晴れ着を着た一家が
おめかしをした女児を背中合わせにおぶり、ハンヤ節に合わせて踊りお披露目をする祭りです。
初めは、祖母が、そして、身内、最後に祝いにきてくれた人も背負い、以前は夜まで踊り続けたそうです。
スピーチは短く・個人の結婚式、運動会みたいな状況も、ご来賓様・2003年はひとりだけのひな女


おじいちゃんの背中でひな女「もえか」ちゃん
 
今年のひな女一家登場  スタートから報道陣に揉みくちゃ 祖父・母親がうしろから
小学生も人形で 人形2体背負って 踊り慣れた上手なおばさん
村中総出 近くの小学校からも参加

来賓「小学校校長」の背中に。 参加してにぎやかにしてくれた小学生に特別にお礼


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