質問コーナー
ここでは、皆様からの素朴な疑問・質問にお答えします。
もし、雨が降ったらどうなるの?
曲水の宴は、曲水の庭(外)で行われますが、雨が降ったらどうするの?という質問がありました。
そうですよね。まさか雨の中、外でやるわけにはいきません。
ですから、雨の状態を見て、「歌会」に変更します。
歌会は、島津家別邸の御殿の中で開催します。
もちろん、参宴者は、曲水の宴と同じ衣装を身につけています。
歌会は、歌人として有名な柿本人麻呂(かきもとのひとまろ)や在原業平(ありわらのなりひら)の
肖像を祭り、その祭壇の前で歌を詠み、歌を披露するということが古くから行われておりました。
仙巌園の歌会もこの古式に則って行います。
幸いなことに?これまで仙巌園の曲水の宴は好天に恵まれ、「歌会」はまだ一度も催されたことはありません。
杯には本当にお酒がはいっているの?
曲水の宴は、もともと「酒宴」でした。ですから、曲水に流される杯には、本当にお酒が入っています。
本来なら、ご神前に奉納される御神酒(ごしんしゅ)はお酒ですが、仙巌園は鹿児島に所在しておりますので、
鹿児島の特産品でもある「いも焼酎」を使用しています。
焼酎の水割りできるものを宴直前に作ります。かなりおいしい?らしいですよ!!!
もし、和歌を詠めなかったらどうするの?
そうですね。時間内に和歌が詠めなかった場合、どうしましょう?
仙巌園の曲水の宴は、今回で6回目ですが、まだ、詠めなかったという参宴者はいません。
5・7・5・7・7の字数で和歌を作っていただきますが、みなさん上手に作って下さいます。
ただ、中国の話の中に、王羲之(おうぎし)の催した曲水の宴で42人のうち16人が歌を詠むことが出来ず、
罰として3杯のお酒を飲んだ。というエピソードがあります。
もしかしたら、飲んべえの人はお酒を飲むためにわざと歌を作らなかったりして・・・
なんて・・・
仙巌園でも、なにか罰ゲームを考えなくてはいけませんね。