体罰と躾

　Ｑ：突然メールを送る失礼をお許し下さい。
私は28歳の今月3歳の男の子と1歳3ヶ月の女の子の母親です。
子供は保育園に預けて働いています。 3歳の男の子の躾のことで相談があります。
私は今まで体罰でなく、話して理解するよう心がけてきました。
が子供なのでいうことを聞いてくれないことが多く悩んでいます。
姑や母のような育児経験者には 「躾と体罰の区別がついていない。このままではやっていいことといけないことの区別がつかず可愛そう。 親がしっかりしないと！」と言われます。
保育園では体罰は絶対にしない様に言われています。
自分自身、体罰に対して漠然と抵抗感があるだけできちんとした価値が見出せずにいます。
・・・と言うよりどのように叱れば良いのかわかりません。
言葉で話して理解してもらえず泣かれるとこちらが折れてしまうことが多々あります。
躾には時には体罰も必要なのでしょうか？
体罰はとても嫌のですが、このままきちんと？躾られる自信もありません。 体罰すれば躾られると言う気もしないのですが・・・
まとまらない文ですが何かお考えを聞かせていただければ幸いです。

Ａ：　体罰と愛の鞭は紙一重、使う人と使われる人によって、効果も評価もがらりと変わるご時勢ですよね。
「子は親の背を見ながら育つ」と言われて親には聖人君子を求められておりますが、何時の時代も親は聖人君子であったのでしょうか。
ありのまま肩肘張らずに自然体で結構だと思います。
暴力を肯定はしませんが、陰気に、つねったり、つまんだりするよりは、お尻ぺんぺん位はあっても良さそうに思っております。
愛の鞭による痛みを知らずに育つ子も淋しいと思いませんか。
でも人間の体で叩いて安全な場所はありませんので、理性と愛情に期待しましょう。
「叱るよりも褒めろ」は教育効果が高いのは確かです。
答えになりませんが、親も子も色々悩み体験しながら育つのではないでしょうか。
子育ては楽しくあって欲しいと願っております。
　　　　平成１２年１０月１７日