
動作がのろい
Q:もうすぐ、6歳男の子と4歳女の子がいます。
二人とも、保育園にいっています。
上の子は、何をするのも行動がおそく、毎朝、保育園に遅れていっています。
早く起こしても、前の晩に「明日は、遅刻せずに行こうね。」と約束しても 次の朝になると、起きるまでに時間がかかり、朝食を食べ始めるまで、食べ終わるま で 服を着替えるまでに…とすべてに時間がかかります。
私も、毎朝の繰り返しに疲れてしまって、ついついすぐに「早くしなさい。」を繰り 返し 言ってしまって、毎日反省、後悔の繰り返しです。
で、たまに、上の子が早く準備ができると、下の子が、洋服選び、髪型(二つに結ぶ とかいろいろ)、 靴下、通園の靴に注文をつけて、嫌になれば、すぐに大の字になって言うことを聞か なくなります。
私も、気持ちを長く持とうと、自分に言い聞かせますが、子どもたちの毎日の 行動に疲れてしまい、泣きたくなります。
朝の行動は、一例で、私の言うことを一回で返事をして、行動や返答をしたことがあ りません。
ついつい聞こえて返事をするまで、きつく言ってしまいます。 危ないことも、とめても一回で、聞きません。
毎日、毎回、同じことを注意しています。
よその子どもさんは、お母さんが、やさしく一回注意するだけで、止めます。
私の接し方が悪いんだと思います。 最近では、子どもが嫌いなんだと考えるようになっています。
今は、仕事を持っていませんが、数ヶ月すれば、仕事につこうと考えています。 主人は、「昼間子どもたちがいないんだから、朝夕のことぐらいたいしたことな い。」 といって、真剣に相談にのってくれません。
子どもの気持ちも、わかるけど、今はそれを聞いてあげられる場合じゃないとき、 パニックになります。(時間が迫っているときとか。)
子どもへの接し方を変えるには今しかないとずっと考えています。
だけど、どういう風に子どもに接して、子どもの気持ちを考えて同じ方向に 進めるようになれるのか、毎日考えています。A: 子どもには夫々個性があります。行動が遅いのも個性で しょう。
平均寿命も延びたことですし、早いが勝ちと言う処世訓は通用しなくなったのかも知れませんね。
「遅くとも確実であればよい」との諺もあります。
子は親の背中を見て育つと言われておりますので、親は 親、子は子のペースの生活パターンを研究してみて下さ い。
親の思う通りに育つ子は先ず居ないと考えて下さい。
他所の子は良く見えるものです。大事なことは比べない 事です。ありのままに評価してあげましょう。
時に早く出来たら、「早く出来るようになったね」とほ めてあげて下さい。
叱ることは感心出来ません。
叱りたい時は、自分を叱りましょう。
平成12年7月10日
