熱性痙攣？

　Ｑ：私は、小さい頃からてんかんをもってる２６歳の主婦です。
私には、２歳２ヶ月のこどもがいます。
今までに、５回の熱性痙攣がありました。
そのうち１回は、２０分の痙攣で、救急病院へ行きました。
そのときに、抗てんかん薬を飲むようすすめられました。
初めて熱性痙攣がおきたとき、私が行っているてんかん専門の病院につれていきました。
そのときから、２ヶ月おきに検査を受けてきました。
今現在までは、ダイアップで抑える方向できましたが、 また、大きな痙攣で救急病院に行くような場合、薬は止めえ無い状態で心配です。
できれば、薬は、飲ませたくありません。
何かよいアドバイスをお願いします。

Ａ：熱性けいれんは、５歳以下の小児で、痙攣の前歴がないこと、長く続かないこと、５分以内、痙攣後は正常にもどること、反復しないこと、神経学的異常が無いこと等などの条件があります。
お子さんの場合は１回は２０分以上で、しかも５回の痙攣がありますので、単純な熱性けいれんではなさそうです。
脳波や神経学的な専門的診察が必要と思います。
抗痙攣剤を常用するか、風邪などあって熱が出そうな時にのみ使うかの判断は難しいのですが、診察の結果ですから、主治医の意見に従ったら如何でしょうか。
薬を続けてもらう場合「近視の人が眼鏡を掛けるくらいのつもりで薬は続けるよう」私は指導しております。
途中で止めるとリバウンドして、痙攣がひどく成ることもあるからです。
平成１２年６月３日