おねしょう

 : おねしょうのことで、悩んでいます。
小学3年生の長男が、3歳半ぐらいのころから冬の 寒い時期だけずっとおねしょうをしています。
誰にも言えず悩んでいますし息子もな ぜしてしまうのか嫌だといっています。
やたら叱ることは良くないと思うので「大丈 夫 もれへんよ。もれても洗濯したらすむことやから。」と、いつも言って寝かせてい ます。
オムツは、2歳4ヶ月で夜も取れたので、人に聞いたり自分が思ってたよりも、すん なりできてたのですが・・・・・・。
寝る前トイレに行ってももらすし、息子も「明 日はもらさへんぞー。」と、気合を入れますがだめで、たまにもらさない日は大げさに 誉めますが、効果はありません。
ほんとに、毎日 毎日ニコニコ笑いながら2階の寝室か ら階段を下りて来ます。
いったい、いつまで おねしょうするのか? 
ほんとに何度か だけきつく言い聞かせたことがありましたが、やっぱり同じで、病気ではないか?と も 考えるようになり、病院に連れていこうか悩んでいます。

:医学的には5歳以上のおねしょうを夜尿症と言います。
ところが夜尿症は意外に多いのです。
相談がし難いので 統計的頻度が低く出ていると推定しています。
修学旅行 に行くころになって、「友達にばれるから、何とかなら ないか」の相談は可成の頻度です。
大人の夜尿は殆どあ りません、子どもの特徴といえるでしょう。
だから子どものおねしょうは病気ではないと 本人も家族も余計な心配や焦りを表現しないように心掛けてください。
今は心配症で、気は小さいが、やがて思いやりのある立派な大人に成長する筈です。
「お父さんももらしていたけど、おとなになったら、しなく なったよ」「00さんも子どもの頃は失敗していたらし いよ」等といって慰めながら、決して叱ったり、緊張さ せたりしないことです。
尿崩症や糖尿病など器質的な病気の無いことのチエックは必要ですから、 小児科医での相談はすべきです。
平成12年4月24日

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