今からおよそ260年前、今和泉島津家の領主、島津忠郷(しまづたださと)が日向から猿使いをまねいて、猿の習性を面白おかしくふりつけ、春と秋2回、人々の苦労をなぐさめたと伝えられています。その後、猿は山の神、田の神の使いとして考えられたことから、豊作(ほうさく)のお祭り行事として猿の子踊りが伝えられるようになりました。
独特の化粧やセリフ、ユーモラスな演技は人々のもつおおらかさや明朗さを感じさせてくれます。子ども達が猿の子にふんして踊る様子は、とてもかわいらしいものです。
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棒踊り(田之畑・岩本・新西方地区)
唐人踊り(宮之前・中小路地区)
ごちょう踊り(中川地区)
さまふり(高野原地区)
坂田踊り(宮地区)
虚無僧踊り(下里地区)
庄五郎踊り(石嶺地区)
ちょいのちょい(小牧地区)
奴踊り(玉利地区)
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