4.導関数 昔の人は、いいことを考えついたものです。 x=1、x=2、x=3とひとつずつ微分係数を求めるのはたいへんなので、 最初、x=xのときの微分係数を求め、後でxに数値を代入する方法を考案し たのです。
りょうかん:どうですか? 川原:先生、簡単ですね。 りょうかん:おっ、解ってくれましたか。 さて、x=xのときの微分係数を求めると、いろいろなxに対する微分係数 が簡単に求められることが解りましたね。 このx=xのときの微分係数を、導関数といいます。
さらに、x=xにおける微分係数、つまり導関数を求めることを微分すると いいます。あるいは、単に微分ともいいます。
図4.1
化率があり、導関数があるのです。
南:だんだん解ってきましたが、微分係数を求めて何をするのですか? りょうかん:そこが大事なところですが、それは次回に説明します。 ここでは、 平均変化率、微分係数、導関数、微分 の意味を、しっかり理解してください。 次回は、微分の応用です。(99/1/25頃) これでおわります。 |