ゆうきまさみ『じゃじゃ馬グルーミン★ＵＰ！』10巻 1997年
最初，表紙を見たとき「え，誰これ？」と思ったのはわたしだけでしょうか？ 子ども時代の醍醐悟ですもんねえ。どうせ若い頃の登場人物出すんだったら，個人的には，若かりし頃の（今のでもいいけど）千草さんを出してほしかったなあ・・・（笑）。
なんか今回は楽しいですね。ひびきをめぐって，駿平と悟が，馬をだしにして，あからさまな恋の鞘当て。前々から，悟はどちらかというと，トホホ系ではありますが，この巻では，ますます情けないやら，かわいそうやら，といった感じで，思わず笑ってしまいます（鬼か，わたしはっ）。
でも酔っぱらった悟って，とさか先輩が入るんですね（「禁止だーっ」のあたり）。それとサンタクロースの正体がなんとも言えず，子ども心の哀愁をさそっています（末っ子はつらい）。
後半では，今度はひびきとたづなが恋の鞘当て？（「風邪」ネタは，ラブコメの常套手段ですね）といっても，相変わらずひびきの方は奥手というか，鈍感というか。でもそこがひびきのいいところですから。
この巻では，『鉄腕バーディ』と『究極超人あ〜る』が特別出演してます。たしか以前に，野明や後藤隊長（刑事時代の）やらも顔出ていましたから，読者サービスといったところでしょうか。
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97/03/22