日当山温泉郷
おかげさまで一周年
みなさまのお陰を持ちまして「

」も一周年を迎えることが出来ました。
これからも地域に根ざした「かかりつけ薬局」を目指していきます。
ご愛顧のほどよろしくお願いします。
かかりつけ薬局とは
あなたの薬歴カードを作成して、お薬の飲み合わせや副作用などのチェックを行います。
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薬を安全に使用するための基礎知識―その1−
《薬の副作用とその対策》
くすりの副作用の起こる原因には、いくつかあります。以下のことを絶対知っておくことが必要です。
特に高齢者でいくつかの病気を持っている人には、特に大切なことで、このことを知っておけば、めったに副作用は、おこしません。
過敏症(アレルギー):人間は薬に限らず食物でもアレルギーをおこすことがあります。これはその人の体質的なものですから一人一人について異なった反応があります。そのためにも未然に判断することは、なかなかむつかしいものです。(皮内反応やパッチテスト等の検査法もありますが完全とはいえません。)
対応;そこでアレルギーらしい症状が現れたら、薬を飲むのを止めて、なるべく早く医師(歯科医師)または薬剤師に報告することです。さらにそのくすりの名前を聞いて憶えておくことが大切です。
効きすぎによる副作用:くすりは患者さんの病気の状態に応じて最適の量を正しい飲み方をしないと、効きすぎて副作用をおこすことがあります。(高血圧のくすりを飲み過ぎると低血圧をおこします。)
対応;くすりは指示された量を指示された通りに服用することです。
重複服用による副作用:くすりは患者さんの病気の症状によって選ばれますので、違った病気でも症状が同じであれば同じくすりを使用する事があります。(鎮痛剤や解熱剤など)くすりの色や形は違っていても同じ作用の薬はたくさんあります。このようなくすりが重複しますと「効きすぎによる副作用」の危険性が高くなります。
対応;複数の病院又は薬局で別々にくすりをもらうときは、全く違った病気のくすりであっても必ず今飲んでいるくすりを報告することです。
(くすりは包装又は袋ごと持っていけば鑑別できます。)
隼人町東郷93−3 64-2500 Fax 64-2501
薬剤師 兜坂 浩教 薬剤師 兜坂 由美 ホームページhttp://www.minc.or.jp/~tozaka
参考資料:鹿児島県薬務課・熊本県薬務課
薬を安全に使用するための基礎知識―その2−
《高齢者とクスリ》
高齢者になると、体の中の状態が若い頃と違ってきます。次のことに注意しましょう。
1,くすりの効き方の変化
高齢者になると、クスリを体内で分解(解毒)したり、体外に排泄したりする能力が落ちます。ですからクスリが”効きすぎたり””作用が長く続いたり”するように
なりますので、クスリの量や服用する間隔に注意が必要です。(クスリによっては効き方がにぶくなることもあります。)
2,複数の病気
高齢者になるといくつかの病気を持っている人が多くなります。このような時は前回の”クスリの副作用”でお知らせしたように「重複服用による副作用」や「相互作用」
「投与禁忌」などいがおこり易くなります。自分の病気や飲んでいるクスリは、病気に関係なく(素人判断せず)必ず医師(歯科医師)薬剤師にはなしてください。
3,慢性疾患と急性疾患
高齢者になると慢性疾患(持病)が多くなってきます。高血圧、高脂血症、糖尿病、腎臓病、肝臓病、心臓病、骨粗鬆症などたくさんの病気があります。
一方では、風邪や歯科・眼科などの病気で急性疾患とよばれる病気も少なくありません。ここで大切なことは、急性疾患のクスリは病気を治す目的で用いられますが、
慢性疾患のクスリは病気がこれ以上悪くならないように、又は病気を正常な状態に抑えておく(高血圧や糖尿病)目的で用いるものが多くあります。
このようなクスリは、調子がよいからといって勝手に止めてしまうと又もとのように病気が悪くなります。このようなクスリを維持療法(又はコントロール療法)薬といい、
途中で止めてはいけないクスリです。
4,クスリの長期連用
高齢者で慢性疾患の人は長期間(ときには死ぬまで)クスリを続ける必要があることあります。このような場合副作用が心配になりますが、定期的に検査を受けていると
めったに副作用はでません。定期的検査を受けずに”くすりだけもらう”のが最も危険です。
参考資料:鹿児島県薬務課・熊本県薬務課
以上を地元紙「南日本新聞」の折り込みチラシとして約一万部、配布。
