Microsoft Visual Basic(以下VB)は、従来のBasicにWindowsの機能をも たせたプログラミング言語です。したがって、Windows 特有のコマンドボタン やテキストボックスを簡単に配置することができ、ビジュアルなアプリケーシ ョンの開発が可能です。 しかし、従来のBasic は文法を学ぶだけでよかったのですが、VBでは操作 法や概念が複雑で、初めてプログラミングの勉強をする人にとっては、なかな か手ごわい部分もあります。 この講座では、そのような初心者を対象にVBの初歩的な操作法から測量計 算のプログラミングまでを学習します。 なお、本講座ではVB5プロフェッショナルエディションを使用しますが、 VB5ラーニングエディションでも十分です。 VB5の起動画面で、標準EXEを選択すると図1.1の画面になります。 図1.1 初期画面 @メニューバー VB5のプログラミングのためのコマンドメニュー。 Aツールバー メニューバーの中で、よく使うものをアイコンにしたもの。 Bツールボックス フォーム上に配置するコマンドボタンやテキストボックスなどの部品(コン トロール)が並んでいます。ここから、マウスでクリックしてコントロールを 取り出します。 Cフォーム 入力や出力の画面。ここに、ツールボックスから取り出したコマンドボタン やテキストボックスを配置します。 Dプロジェクトエクスプローラー 一つのシステムは、いくつかのフォームや標準モジュールから構成されます が、その一覧(ファイル名と呼んでもいいでしょう)がプロジェクトファイル に自動的に記述されます。ここは、プロジェクトプァイルに記述されたファイ ルの一覧を表示する部分です。 Eプロパティーウインドウ コントロール(コマンドボタンやテキストボックスなど)の機能や性質(プ ロパティーといいます)を設定します。 Fフォームレイアウト 実行時に、フォームをディスプレイ上のどこに配置するかを設定する部分で す。 なお、以上の部分はマウスでドラッグして大きさを変えたり、非表示にする など、作業しやすいようにカスタマイズできます。 次回は、簡単な計算プログラムを作ってみます。(98/12/31頃) これでおわります。きりーっ。れい。 |