2005年1月18日三原義秋叔父は自分の誕生日に弟や妹達(私からすれば、父方のおじやおば)と、甥姪たちを招待して食事会を開いた。

 叔父の曰く、「閻魔様の処に行ったら、『お前は小さい時から、兄弟や姉妹に随分と世話になって生きてきたがお礼をしたのか? それが済まないうちはこちらに来るのではない』と言われた。その通りである。世話になった妹弟と亡くなった姉兄妹の子供にお礼をしたい。だから90歳になる節目の今日、みんなを呼んだ。平日の昼間来てくれてありがとう。ゆっくりしていってくれ」と。

 欧州在の娘さんから送られた極上ワインで乾杯、豆腐料理で有名な「梅の花」から取り寄せた豪華弁当での会食となった。宮之城町のお気に入り焼酎「園の露」で談笑したあと、山の散策である。90歳になっても足はしっかりしていて山の案内をしてくれた。

焼酎もタバコもたしなむ元気な元気な高齢者である。インスタントラーメンが得意で昼飯の定番だ。冬の夜は湯豆腐で焼酎のお湯割を二合飲む。薪ストーブであったまった部屋で、独りゆっくりとした時間を過ごす。たまに独り者の私が呼ばれる。「大悟君、夕飯まだだろう」軽トラックで駆けつける。

 下の記事は丁度この二日前に朝日新聞鹿児島版に載った記事である。
三原叔父の卆寿の誕生日に平原の山の家前にて
真ん中が三原叔父、左に弟、その左は長兄の子の私。男は三人兄弟
後は、妹二人と平日に駆けつけられた甥姪たち。

三原義秋おじ 父の弟 大正3年1月18日生 90歳