鹿児島の竹 (日本の竹) その3
竹も種類が多く、学術的にも分類がまだなされてない部分もあるようです。
また、変種もあり、組み合わせで名前が付けられるのもあるようです。
金明に対し、逆に竹の緑の中に紋様が金色で「ギンメイ」・それらの太い物孟宗で
銀明孟宗とか呼ばれます。ギンメイモウソウは指宿が産地です。
ダイミョウチク(大名竹) デミョウとかカンザンチク・リュウキュウチクと呼ばれます。 夏場に竹の子が取れ、糖度も高く・切り口には甘い汁が出て、虫が寄って来たりします。11月にもご覧の通り食べられる竹の子が出ていました。40ミリ |
うんもんちく(雲紋竹) 竹の中のメラニン色素によって、夏場以降の日差しにより、雲形の紋が現れます。 紋様を活かして、建築用とか加工用に使用されています。15ミリ |
しほうちく(シカクダケ) 名前の通り、自然に四角い竹です。写真は霧島神宮のものです。私のいる氏神様の境内にもあります。節の部分がブツブツの固いので取り巻かれています。25ミリ |
薩摩地方の垣根 鹿児島の塀、特に古くからの武家屋敷などは、竹の生垣で囲まれているところが少なくありません。おもに、蓬莱竹が使用されています。 この竹は、根が広がってゆかず、境界にしたり塀に利用されます。ここは、我が家の垣根です。5o〜10o |
我が家には普通の蓬莱竹の他に、 この金色に緑の筋が何本も入った 紅鳳凰竹も垣根に使用してます。8o |
隣の家の垣根です。青い(緑の)竹もいいけど、黄色系統の色にも何か、心ひかれるものがあります。7〜12o |
金明孟宗竹 昭和53年に発見されてから、その美しさが人気。鑑賞用として珍重され、庭や、玄関の植えこみなどに良く植えらています。孟宗竹のほかにも、真竹の種類にもこの緑と金色の同じような柄のある、金明竹もあります。 宮之城町街路樹、山川ヘルシーランド温泉和風中庭、川辺・鏡石湯の玄関にも植えられています。ほか流行のようで、あちこちで見かけます。 |
メダケ・鹿児島で良く見られる竹です。地域の人によっては「なえ・いで」竹と呼んでいます。川の土手に、山の中に、いたる所で自然にはえています。山の畑などで1―2年耕さず、ほおっておくと、この竹が入りこんで、ヤブを作ってしまいます。 青い竹ですが、時折、その中に赤系統に色変わりしているのもみかけます。10o |
もうそうちく 80o〜120o | もうそうちく 上部笹 |
ほていちく (コサン)筍 25o | ほていちく 薮 |
竹で作ったムチや釣り竿などの竹製品 父・作製の「めだけ」の地下茎を利用して作った、乗馬用むち。上二本。 「ほていちく」を利用して、私の作った小鯛竿と、しろぎす用小物竿など。お分かりのとおり、布袋竹は、あの神様のように、極単に太くありません。 そう言えば、父の生きてた時は、父製作の尺八も2本床の間に、ころがっていた。 |