鹿  その41

県指定 民俗芸能
県指定無形民俗文化財

高尾野兵六踊 たかおのひょうろくおどり  

高尾野町

この踊りは、薩摩の武士大石兵六が、吉野で狐退治をする話を舞踊劇風に仕立てたものです。
薩摩ニ才武士の蛮勇を風刺したものです。高尾野の町内各地で踊られていたが起源は不明。

キャストも多数参加し、ユーモラスな劇仕上げになった踊りで、観客を楽しませます。
セリフもあるので、鹿児島弁が理解できると、より一層面白みが増します。

娘に化けたキツネを取り押さえるところ

                                                   2005.9.23取材





大田太鼓踊り おおたたいこおどり 

県指定無形民俗文化財
日置市・旧伊集院町

島津の1609年琉球統治記念に大田中にあった報恩寺の雪嶺和尚が作り上げたと言う。
和尚は琉球全権大使として、琉球に出かけ、琉球踊りの跳躍など取り入れたものと言う。

コスチュームや道具、踊り方は加治木太鼓踊りにすこぶる似ている。違いはと言うと
顔にピンと跳ね上がった付け髭が無いだけのような類似性がある。敵城への攻略を
マスゲームにしたような踊りで、1道行から15総舞攻まで、15の隊形の踊りがある。


 スキップ飛びはねも多く、走りまわるので、15番も舞うと、足も上がらずへとへとになる。







徳重大バラ太鼓踊り (とくしげおおばらたいこおどり) 

県指定無形民俗文化財
日置市・伊集院.

島津義弘追悼行事にはつきもので、朝鮮の役の時、大きな音を立て敵を威嚇
味方の意気高揚を狙って、太鼓を打ち鳴らした。このことから、伊集院・徳重村で
義弘の許可をもらい、この太鼓踊りを行うようになった。


「うばらでこおどい」として、妙円寺参りなどで奉納されます。太鼓は直系150p
幅25cmで、牛2頭分の皮から作られ、重さも30キロほどあります。長さ25mの
太い孟宗竹の矢旗を一人が背負い、太鼓を叩くのはかなりの強力。倒れない様に
まわりから綱で引っ張り支えます。大太鼓が全員倒れこんで起き上がれない所は
観客の笑いがでます。


                                        取材 2005 10.23



出水種子島樂 (いずみたねがしまがく) 

県指定無形民俗文化財
出水市.

出水の武家屋敷群「麓」に昔から伝えられていた郷土芸能。古くは夏踊りとして
お仮屋馬場で踊られていた。現在は麓の五つの集落で、保存継承しています。


約270年前に、30年間地頭として着任した種子島領主弾正久基の徳望記念に
この樂が作られたと言われています。久基は五萬石溝など作り、出水の防備に
供えた。ほかに、北薩には種子島姓の地頭が多くいて、参勤交代などで、この
種子島踊りがみやげにもたらされたとの説もある。


カラフルな衣装の鉦と絣着物の小太鼓「かきまわり」・他に先導・入太鼓・めばる・宮太鼓が踊る。


                                                       取材 2005 11.3

  表紙                       次頁42         鹿児島の四季表紙に