
先日(2月19日),本園の卒園生であるYさんという方が訪ねて来られました。もちろん,初対面の方です。聞くところによりますと,一年前,大隅半島のある中学校に,英語教師として赴任したとのことでした。そこで出会った指導教員のT先生が,私の「いのちの輝き」という本を紹介し,大隅地区の初任者4人で読み合わせをして,研修しているとのことでした。T先生から,星ヶ峯幼稚園に勤めているよという話を聞き,訪ねてきてくれたのです。
全く面識のない人が,教員としてスタートし,T先生のお陰で,「星ヶ峯幼稚園」を通して,卒園児との新たな出会いをいただきました。誠に嬉しい訪問でした。T先生に改めて感謝するとともに,Y先生のこれからの飛躍に期待することでした。直接一緒に生活していなくても,星ヶ峯幼稚園で過ごしたことが今でも繋がっていることに感謝するとともに,改めてこの出会いの意味について考えさせられました。
今,目の前にいる子どもたちが,これから先どんな成長をしていくのか,そして,どんな出会いを重ねていくのか,とても楽しみす。これから様々な経験を重ね,日本あるいは世界の各地で大きく活躍してほしいと願っています。そう考えるだけで,胸がワクワクします。
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先日,大隅半島のある中学校で生徒や保護者の方々に講話をする時間をいただきました。生徒たちの真剣な眼差しに圧倒されるような気がしました。「最近の子どもたちは」と言いますが,ちゃんとするときはちゃんとしてくれます。そして,自分自身のことや将来のことを,自分なりによく考えています。感想を送ってきてくれましたので,その中の一部を紹介いたします。
A君:「いのちは心臓ではなく,自分が使える時間というのも,改めて『なるほど』と思いました。ぼくは,親に結構反発しているので,これからは『なんで怒られたか』を考えて,ムダな時間をなくしたいと思います。そして,夢に近づく努力をいっぱいして,夢を叶えたいと思います。」,Bさん:「私がとても印象に残ったことは,『人は,たった一人だけでも自分を支えてくれる人がいれば,強く生きていける』ということです。私は,中学校3年生のはじめくらいから,周りの目を気にしたり,自分の本心をさらけ出せなくなってきました。保育園・小学校時代からの友達も何だか遠くに行ってしまったような気がして,大きな不安がのしかかってきます。今日の講演を聞いて,周りの人に流されず,自分の中にある素直な心や優しい心,今まで学んだことを,絶対に大人になるまで持ち続けていきたいです。(中略)世の中の人を喜ばせる医療・福祉関係の仕事に就けるように頑張ります。」二人とも,感想の一部ですが,率直な考えを書いてくれました。他の生徒さんからも多くの感想を送ってもらいましたが,中学生の純粋な気持ちに学ぶこともたくさんあります。
星ヶ峯幼稚園の子どもたちも,中学生に負けないくらいのエネルギーで毎日を過ごしています。子どもたちは,自分の夢に向かって徐々に成長していきます。どんな小・中・高校生・大学生,大人になっていくのか,今から楽しみにしています。
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かなり前,アメリカの大学で,学内で一番美しいと思う人を,全学生の投票により決めたという記事を読んだことがあります。その結果,圧倒的多数で選ばれた女子学生は,外見的には,必ずしも,いわゆる美人ではなかったということです。服装も高価なものでもなければ,最新のものではなく,むしろダサイ部類に属するものだったといいます。
では,なぜ彼女が多くの学生の支持を得たのでしようか。その最大の理由は,彼女が,誰と話す時でも,必ず相手の目をしっかりと見て,聞き,話す習慣があったからだということでした。どんな時でも相手の目を見ながら,真剣に聞いてくれる彼女は,みんなに好感を持たれていたのです。
後日,「なぜあなたは,しっかりと相手の目を見つめて,話を聞いてくれるのですか。」という問いに対して,「私は,お金がないので,いつもみすぼらしい格好をしている。だから,自分の着ているものに相手の目が向かないように,じっと相手の目を見つめるのです。」と答えたといいます。それでも,多くの学生は彼女に投票したのです。秘訣は,目を見つめることだったのです。何となく分かるような気もします。人は,人の話を真剣に聞いてくれる人を一番信用するからです。子どもたちにとっては,まず,親や教師がそういう存在でなければならないと考えています。
私たちも,子どもの心に寄り添い,一人一人の子どもたちと向き合いながら取組を進める努力をしたいと,改めて考えているところです。
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久し振りに子どもたちの明るい笑顔と賑やかな歓声が戻り,園も活気を取り戻しました。やはり,幼稚園は,大勢の子どもたちが群れ遊んでいる姿が一番似合います。ホッとすると同時に,職員とも話し合い,さらに一層子どもたちの健康管理面には留意するとともに,日常の保育の充実に努めなければと,気を引き締めているところです。保護者の皆様方には,様々な形でご迷惑をお掛けいたしましたが,これまで以上に一人一人の子どもたちと真正面から向き合い,三学期のまとめに向けた取組を進めてまいりますので,ご協力方よろしくお願いいたします。
ただ,インフルエンザ等をめぐる状況は,まだまだ安心できる状況ではありません。感染の予防のためには,ごく当たり前のことですが,次のようなことに留意する必要があると言われています。@丁寧な手洗い,うがいの励行を(幼稚園の玄関にもアルコール消毒剤を設置),Aできるだけ人混みを避け,人混みではマスクを着用,B規則正しい生活やバランスの取れた食生活を,C発熱やせき等の症状があったら医療機関に早めの相談・受診を,などです。万全な対策はありませんが,感染拡大の防止のために,個人としてできることを実行していければと思います。
万一かかってしまった場合は,できるだけ外出を控え,自宅での療養に努めていただきたいと思います。また,登園する際には,医師に相談するとともに,医療機関の「治癒証明」が必要ですので,よろしくお願いいたします。
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長い間,幼稚園や保育園の子どもたちと関わってこられた「柴田愛子」さんという方の著書に「お母さん,それは悩むことではありません」というタイトルの本があります。多くの子どもたちと接してきた著者の言葉だからこそ,共感できる部分がたくさんあります。その中の文章の一部を紹介いたします。
「子育ては,悩みごとの連続かもしれません。(中略)責任感の強い人ほど迷ってしまうのもしかたありません。子育ての悩みには,いくつかのパターンがあるみたいです。まず,『お母さんが子どもの発達を知らないために生じる悩み』。どうしてこんなことがまだできないの?って不安になるんですね。もう一つは,ちょっと辛口になりますが,『お母さんが自分を棚に上げて,子どもだけを立派に育てようとするために生じる悩み』。子どもを回り道させずに立派に育てようっと力むから,悩むわけです。作為的にいじくり回したところで,いい結果が出るわけではありません。それから,『子育て環境をめぐる悩み』。子育て支援の状況でお母さんが孤立してしまったり,周りの人と意見が合わなかったり,いろいろな出来事が次々に起こります。(中略)ともかく,子育ての悩みのほとんどは,子どもに自ら育つ力があるんだと信じることができれば,ぐっと楽になります。『完璧なお母さんになれない』って?それでいいじゃないですか。だって完璧な子どもなんていないんですもの。子どもに食べ物を与え,温かく眠れる寝床を準備して,排便をチェックし,余計な心配をかけなければ,子どもは命をつないで成長していきます。子育ての基本って,ただそれだけなんです。」という文章です。
私自身も,これまでに多くの子どもたち,保護者や教職員,地域の方々などとの出会いがあり,その中から多くのことを学んできました。また,県内外各地で,いろいろな方々にお話をする機会をいただき,そこでも新たな出会い,学びの機会をいただいています。子育て等に関する相談を受ける場合もあります。真剣に考えているから,悩みが生じ,あれこれ考えてしまいます。しかし,そのことは決して無駄なことではありません。
先日,ある学校に講演に行ったとき,そこの校長さん(50歳代)から,思いがけない相談を受けました。「私は,なかなか子どもに恵まれなくて,あきらめていた時にやっと子どもを授かりました。子どもっていいですよね。でも,この子が成人する前に退職なんです。私も,立場上,子育てはこうあるべきだと,親の方にも話してきたのですが,我が子が生まれると,どうしても我が子のことだけが気になり,冷静になろうと思っても,客観的に見ることができません。子育てって難しいですね。」という趣旨の話でした。「『子どもにはできないことがあるのは当たり前』という余裕があれば,客観的に子どもと接することができます。子どもにとって,完璧な親はいません。でも,子どもたちは,『少しでもいい親になろうと努力する親』を尊敬します。『子育ては,親育ち』と言われる所以だからです。子育ては,自分以外の人の支援を受けて成り立つからです。」というような話をして別れましたが,校長さんでも,我が子のことは,他の親と同じように悩んでいます。当たり前のことだからです。少しでも,できるようになったこと・分かるようになったことを認め,励ましていく人がいれば,子どもたちは伸びていきます。
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