尚古集成館 別館企画展示案内 |
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海が薩摩にもたらしたもの。 尚古集成館 特別展示 海 洋 国 家 薩 摩 平成16年7月10日(土)〜平成16年9月23日(木) |
開館時間 / 観 覧 料 / |
午前8時30分 〜 午後5時30分(開催期間中無休) 大人 1,000円 小・中学生 500円 *仙巌園と共通 |
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■ 薩摩は異国情緒あふれる街でした 島津氏の領国「薩摩」では、古くから鉄砲やキリスト教の伝来など、ヨーロッパと日本を結びつける重要な出来事が起こりました。これは、大航海時代、奄美・琉球から大陸に延びた延びた海上交通路「海の道」を伝って来たヨーロッパ人によって引き起こされたものです。さらに、江戸時代は、徳川幕府鎖国令を出し、海外との交易を制限していましたが、琉球を統治する薩摩には琉球を経由して大陸の様々な物や文化が伝えられました。 薩摩の地は、世界に向かって開かれた日本の南の玄関口であり、異国情緒あふれた独得の地だったのです。 |
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■ 西欧列強のアジア進出を契機に日本を強く 豊かにするための集成館事業が始まりました 19世紀、イギリスやフランスなどの西欧列強が植民地を求めてアジアに進出してきました。こうした状況に強い危機感を感じた島津斉彬は、日本を西欧諸国のような強く豊かな国に生まれ変わらせなければならないと考えるようになりました。そして、1851年、薩摩藩主になると、この考えを実現させるために「集成館事業」という近代化事業を推進しました。「集成館事業」では大砲鋳造や軍艦建造などの軍事関係のものだけでなく、紡績やガラス・食品などの民需産業の育成、電信・医薬・福祉など社会の基盤設備に関わる分野まで幅広く展開されました。 |
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■ 海が薩摩にもたらしたもの この他にも、海の玄関口であった薩摩には時代ごとに人、物、文化、情報など様々なものがもたらされました。海が薩摩の歴史に与えたものは計りしれません。今回の展示では、その一端をお伝えしたいと思っています。どうぞご覧くださいませ。 |
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主催 尚古集成館・日本財団助成事業 共催 財団法人 日本海事広報協会 社団法人 九州海事広報協会 |
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