幼児期の全身麻酔

　Ｑ：はじめまして、２歳８ヶ月の娘のことで相談なのですが、 中耳炎によくなり、今までに切開を６〜７回しました。
かかり付けの医師に、鼓膜にチュウブを入れることを薦められました。
まだ小さいので、全身麻酔をしなければいけないっとのことですが、 子供の全身麻酔は、安全なのでしょうか？　

Ａ：1歳から6歳までを幼児期と言いますが、この児期は親からもらった免疫が無くなるので、色々の病気に罹りやすい児期です。
風邪ウイルスも３００種類以上見つかっており、３００回は風邪にかかってもおかしくありません。
風邪は上気道の炎症なのですが、幼児の耳管は太く短いので、風邪から中耳炎を起しやすいのも事実です。
中耳炎がすすみ液が溜まれば、切開して排除します。
痛みや、動きを押さえる為に麻酔は欠かせません。麻酔の技術も大幅に進歩しており、殆ど危険性はありませんが、麻酔や手術には予期せぬ事態も起こりえます。
病医院の施設や医師の力量が頼りです。
かかりつけ医の説明を良く聞き、十分納得の上、お願いして頂きたいと思います。