ストレスと心の健康

福岡市のシーホークホテルで、8月30日、 福岡教育大学教授 横山正幸先生の御講演を聞きました。テーマは「ブレーキのきかない子供たち−今、あらためて現代っ子の耐性について考える−」でした。
いじめ、不登校、ナイフによる刺殺事件など子供の問題行動が深刻化しているが、なぜだろう。と言うお話です。「欲求が阻止され、欲求不満の状態になっても不当な行動に訴えず、それに耐えて適応していくことのできる能力」が不足しているとの結論です。
子どもが自分ですべきことにまで親が干渉し、何でも要求のままに応じ、叱るべきときに叱らず、我慢させるべきときに我慢せさない、道徳教育の無くなった、今の、教育や子育てのあり方が問題だと話されました。
解決策は子どもにもつと遊びの経験をさせることです。良く遊び、良く学べであり、逆ではありません。山下小学校の保健委員会での私の主張を、そのまま肯定して下さったようで、子育て支援の専門家として、いささかの自信を感じました。

 :子供の心の健康を守るため、ストレスに対する対処法を教えて頂きたいのですが?

:ストレスへの対処法は個人によってさまざまですが、基本的な対処法を4つあげてみました。

  1. 相談相手
      家族や友人、学校の先生など相手はだれでもよいのです、何でも話せる相談相手を持つ事が大事です。
  2. 運動
      運動はストレス解消に効果があります。少し息がはずむくらいの運動(有酸素運動) を継続することが大事です。
  3. 音楽
     音楽の持つ鎮静作用や活性作用を利用して、ストレスを発散させます。自分の好きな音楽を鑑賞したり、楽器を演奏したり、声を出して歌や詩吟を吟ずるのも良い方法です。
  4. 自律訓練法
     人間の体はホルモンと自律神経によってコントロールされています。自律神経を鍛えるには、冷水摩擦、乾布摩擦も効果がありますが、風呂上がりに冷水をかぶるのも効果があります。

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