感染症と伝染病

Q:平成11年4月から施行された感染症予防法では伝染病の用語は無く、総て感染症で統一されているのに、学校保健法では伝染病の用語を使っております。
感染症と伝染病の違いについてもご教示下さい。  

A:「病原体によって引き起こされる疾患は感染症であり、感染症のうちで、人から人へ直接うつる疾患を伝染病という」ことになっております。
麻疹、水痘、赤痢、O157等の感染症は伝染病であり、破傷風は伝染病ではない感染症です。
かってライ予防法などで、言われなき人権侵害があったことより「伝染病」から受ける印象は良くありません。
しかし人から人へうつる病気は気を付けなさいという意味もあって、学校保健法以外にも公衆浴場法、鉄道営業法には、依然として伝染病の用語が使われているとのことです。

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