風疹の予防注射

 : 『風疹の予防注射は小学一年生と中学三年生で合計2回受ける』
とのことですが、これは1回だけでは免疫力が弱いか不全である からでしょうか、それとも2回で免疫を獲得出来るという事にな るのでしょうか。
現在急性扁桃炎が著明で予防注射を受けられな い女児がおりまして、その母親から質問がありました。   

:日本では、「風疹の予防接種は生涯を通じて1回行う」ことになっております。
現在、12〜90ヶ月、小学校1年生、中学生と接種年齢を決めてありますが、いずれか1回すれば良いわけで、将来は12〜90ヶ月に絞られることになります。
小中学校の接種は予防接種を受けてない人への救済処置と考えれば、納得いかれると思います。
中学生については、平成7年4月1日から平成15年9月30日16歳未満者について行っていますが以後はやりません。
乳幼児期に1回確実に接種することを前提に、小学、中学での接種はなくなります。
余談になりますが、乳幼児期接種が個別化されて、便利になったはずでありますが、接種率が下がっているとの指摘もあります。将来の胎児風疹渦の心配を残すことになってしまいそうです。
もし、接種時期をはずしたら、体調の良い時に、自費ででも1回接種するようにご指導ください。
風疹予防接種が徹底し、風疹がなくなれば、抗体の持続は永久ではありません、ブースター効果(不顕性感染の繰り返しによる抗体価の持続)が無くなるので、再度ワクチン接種が必要ということもありえます。   

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