潜伏期の予防接種

 Q: 予防接種について質問があるのですが、よろしくお願いいたします。
先日、日本脳炎の接種を受けに行ったのですが、水疱瘡の友達と遊んだことを伝えると、潜伏期間が二週間なので、移ってておれば治るまで受けられません。移っていなければ、遊んだ日から二週間後にまたきてくださいと言われました。
潜伏期間中に日本脳炎を受けると、何か副反応でもあるのでしょうか?
また、遊んでも移っているか微妙な場合、先生のおっしゃるとうり二週間待ってしたほうがよいのでしょうか?
中には、移っていても知らないで接種している人もいると思うのですが・・・
よろしくお願いいたします。  

: 水痘の潜伏期間は2週間から3週間くらいあります。
水痘は伝染力の極めて高い伝染病の一つです。従って子どもさんは潜伏期にあると予想されます。予防接種法に決められた「接種不適当者」になるわけです。
日本脳炎の予防接種は殆ど副反応はありませんが、水痘ウイルスが干渉作用を起し、ワクチンの効果を邪魔するかも知れないからなのです。それで潜伏期間中はワクチン接種をさけようということです。
ご指摘の通り感染して潜伏期にあるのを知らないで接種することはおおいにありえます。今の医学では此れをチエックすることは至難の業です。
現実には副反応は殆どなく、干渉現象もそんなに頻度の高いものではありませんので、問題になったことは無いようです。
お子さんの場合、接触がはっきりしているようなので、潜伏期を過ぎてから接種されるようお勧め致します。  

目次へ戻る     トップページへ戻る