乳幼児突然死症候群とは? 

Q:乳幼児突然死症候群が話題になっているようですが、どんな病気なのでしょうか?  

:乳幼児、特に1歳以下の乳児が、何の前兆も無く、既往症も無いのに、或る日突然、気づいたら死んでいた。と言う厄介な病気です。
自宅で家族が気付いた場合は、病気死亡で悲しい結末で終わります。しかし、最近、子どもを保育園や託児所に預ける親が多くなりました。預けるまでは元気であったのに、呼ばれて、飛んでいってみたら、突然死を告げられては、預けた親と預かった託児所との間にトラブルが発生しかねない困った病気です。
原因は分かってはおりませんが、平成7年度579人、平成87年度526人亡くなっておられます。
危険因子として1.うつ伏せ寝、2.人口栄養保育、3.保護者の喫煙、4.暖めすぎ等が指摘されております。
日本小児科医会では、予防のための注意として
1.赤ちゃんを寝かせる時は仰向けに寝かせましょう。ただし、医学上の理由から医師がうつぶせ寝を薦める場合もあるので、このような時は医師の指示を守りましょう。
2.妊娠中や赤ちゃんの周囲ではタバコを吸わないように気をつけましょう。
3.母乳が出れば、出きるだけ母乳で育てましょう。
等と呼びかけています。  

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