肛門部の血管腫

　Ｑ：現在七ヶ月の女の子の母です。
生後一ヶ月頃よりおしり（極めて肛門に近いところ）が赤くなり、オムツかぶれかと思い清潔に気をつけ、オムツをまめに替えていたのですが、良くならず、その部分から出血するようになりました。
一ヶ月健診で薬を処方（オムツかぶれと診断されたため）されたので、軟膏をつけていました。
出血した部分は、良くなったのですが、次第に肉芽のようなものが増えてきて、もう一度病院に行くと血管腫だと診断されました。
レーザー治療もあると言われたのですが、場所が場所だけに治療後の清潔保持が難しいため、今まで使っていた軟膏を使用して気長に様子を見てくださいと言われました。
先生の話によれば小学生になった頃治るのではないかと言われています。
現在も軟膏をつけていますが、何回か塗り忘れがあると出血します。
このような例はあるのですか？どうすれば良いか教えてください。

Ａ：ご指摘の通り、肛門部のおできは、元来不潔な所なので、清潔にするのが難しく、中々治り難いのが実状です。
血管腫だけなら良いのですが、傷がついたり、おできになると大変ですね。
最近、小児外科の発達は目をみはるものがあります。念のため、肛門科、又は小児外科で診て頂いては如何でしょうか？
子どもの痔瘻は案外と多いものです。
（平成１２年２月２日）