
7歳の風疹予防接種
Q: 長男が生後、10ヶ月目くらいで、風疹と診断されて3日間くらいで回復しました。
そのため、風疹の予防接種を現在7才の長男は(小学校1年)しておりません。
先日、役場から、予防接種の通知が来ましたが、このような場合、予防接種をした方が よろしいのでしょうか? それともしない方がいいのでしょうか?
よくわからなく不安のため、ご相談させていただきました 。A:定期の予防接種で、風疹と麻しんは対象年齢を生後1 2〜90ヶ月と規定してあります。
生後12ヶ月頃までは母親からの移行抗体を持っている 可能性があることから、12ヶ月以後にする訳です。
移 行抗体があれば、自力での抗体産生が押さえられること があるから困る訳です。しかも風疹は一般には三日はし かと言われるくらい軽いのですが、似たような発疹性疾 患がお誕生前の赤ちゃんには他にもあるのです。
風疹の 確実な流行や、抗体価を測って陽性であれば良いのです が、症状による臨床診断では風疹で無いこともありえま す。
そこで、抗体価を測ってなければ、風疹ワクチンの 接種をお勧め致します。
ワクチン接種による副反応は殆 どありません。又既に風疹に罹患していて、ワクチンを 接種しても、副反応はありません。
勿論抗体価が陽性であれば、受ける必要はありません。
ワクチンを接種する時、接種上の注意を守って頂くのは 当然です。接種医と良く相談して下さい。
育児相談(その1)(3)予防接種、(20)風疹の予防接種、(34)定期予防接種を御参照頂ければ幸甚です。
(平成12年1月15日)
