きちんと知りたい!お塩のこと
「塩」選びのコツ
塩の味わいを決める大きな要素は、結晶の大きさと形です。一般的に粒が大きなものは、口の中で溶けるスピードが遅いためまろやかな味わいです。反対に粒の小さなものは、口の中で早く溶けていくために、塩味がきつく感じられます。また、粒の形も味を左右します。たとえば、「フレーク」タイプは形が複雑で表面積が大きいため、口の中で素早く溶け、塩味を強く感じます。「岩塩はまろやか」と誤解している方も多いかもしれませんが、これは粒の大きな岩塩を口にしているため。細かくサラサラに加工された岩塩では、まろやかな味はしません。
「にがりが多い方がおいしい」と思っている方もいるかもしれません。「にがり」とは海水から塩をつくる工程でできる液体のこと。たしかに、にがりにはマグネシウムやカリウムといったミネラルを多く含んでいますから、この量が多いほど直接的な塩の味よりも複雑味が多くなります。
しかし、「この原料・製法だからにがりが多い」ということはいえません。「岩塩」など原料の違いや「天日塩」など製法の違いは、あまり塩の味とは関係がないようです。純粋な塩の味わいを決めるのは大きさと形、そしてにがりの量といえるでしょう。
● 下味をつけるとき ●
肉や魚に下味をつけるときにふる塩は、粒の細かいサラサラした塩を選びましょう。手につきにくく、塩がはやく溶け材料にしみ込みます。
● 漬け物を漬けるとき ●
味にムラがでないよう、素材になじみやすいしっとりとした塩がおすすめです。塩をよくまぶす、材料を隙間なく並べるといった手間暇が大切です。
● 直接食べるとき ●
おむすびや天ぷらの付け塩などそのまま口に入れるときは、塩の味そのものが大事です。好みの味を見つけてみて下さい。

(尾上) |