河野覚兵衛家墓石群
河野家は,江戸時代に薩摩藩の南方貿易に貢献した山川の豪商で,代々「覚兵衛」と称する家柄だった。墓石群の年代は,享保2年(1717)から文久2年(1862)にわたり,初代から7代までの歴代覚兵衛とその家族を含む12基の五輪塔が残っている。五輪塔の高さは,完全なもので208〜230cmもあり,重量感あふれる造り。また,「南無阿弥陀仏」の名号や多彩な文様が美しく彫り込まれている。これらの墓石群は,山川石の造型美と山川港の発展史を物語る証でもある。
[駐車場等]
活お海道をご利用下さい。