成川板碑

 成川板碑は,成川一帯を治めた鎌田氏の居城跡と伝えられる高台にある。板碑には,天正4年(1576),鎌田政成が観音が祀ってある西国33ヵ所の霊場(今の近畿地方あたり)を巡礼したと刻まれている。戦国の世に,遠く近畿地方にまで巡礼した政成の信仰の深さが偲ばれる。指宿地方のこの時代の板碑は大部分が角柱型だが,成川板碑は,関東地方の板碑によく似て薄型である。

【駐車場等】
 無し

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