鰻地蔵板碑

 鰻地蔵板碑は,南北朝時代の元徳4年(1332)に造られたもので,指宿市では最も古い。板碑の表面には「地蔵菩薩」を示す梵字が刻まれている。 南北朝時代,日本には天皇が二人おり,日本各地で南朝と北朝に分かれて争いが起こっていた。 この板碑に刻まれた年号「元徳」は,北朝の年号なので,この地が北朝側の勢力圏であったことを物語っている。指宿の仏教信仰のありかたや当時の世相が反映された板碑だ。

【駐車場等】
 鰻池の畔

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