33 木造阿弥陀如来立像  
  33 もくぞうあみだにょらいりつぞう  
  平成15年4月22日 県指定  
     
   
     
 

この阿弥陀如来像は、鎌倉時代の制作様式を引き継いだ作品です。おだやかな面立ちと優美な衣(ころも)の表現が印象的で、仏像づくりがさかんな土地の仏師によって作られたと考えられています。像の全面に黒漆(くろうるし)が塗られ、その上から赤色の顔料が塗られた丁寧な造りです。玉眼(ぎょくがん)のとりつけ方や台座への固定方法、袈裟(けさ)の端の余布(あまりぬの)を左腕にかけて垂らしたところなどに特徴が見られ、写実性(しゃじつせい)のうかがえる仕上がりとなっています。

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時遊館COCCOはしむれ
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