30 弥次ヶ湯古墳  
  30 やじがゆこふん  
  平成16年3月15日 市指定  
     
   
     
 

指宿市十町の弥次ヶ湯団地の建替え事業に伴う平成10年の発掘調査で、古墳が発見されました。この古墳は、円墳で墳丘の直径は約17.5m、周溝(しゅうこう)の幅は約2mでした。周溝の中からは5〜6世紀代の土器が発見されています。墳丘の上半は、後世の撹乱(かくらん)によって削られていましたが、下半部分は7世紀後半の開聞岳の火山灰のよって埋没した状態で発見されました。これまで、川内川より南の薩摩半島は古墳の「空白地帯」と考えられており、当時のお墓は土こう墓(どこうぼ=土葬の墓)が主流と考えられていました。弥次ヶ湯古墳の発見で、日本の古墳の分布が薩摩半島の南端まで広がることがわかりました。現在は保存のために埋めもどされ、団地の中の公園となっています。

 
   
   
 


弥次ヶ湯古墳を初めて見ました。

柳田小学校5年

 
   

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駐車場なし


時遊館COCCOはしむれ
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