揖宿神社は、新宮サーと称され、指宿の総鎮守(そうちんじゅ)として人々に信仰されています。祭神は大日霊貴命(おおひるめむちのみこと)と八神が祭られています。社殿は本殿・舞殿・拝殿・勅使殿が一直線に並び、左右には東長庁と西長庁が配されています。現在の社殿は、弘化(こうか)4年(1847年)に第27代薩摩藩主の島津斉興(しまづなりおき)が建造したものです。
花コウ岩で造られた鳥居は、嘉永(かえい)元年(1848年)に島津斉興の命令で、大隅半島の根占町から運ばれて建てられたものといわれています。その時、揖宿神社の神様が「牛をきらう」ということで、多くの人々が車に積んで海岸から神社まで運んだとも伝えられています。
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