菅山の方柱板碑(池田仮屋)

板碑は,亡くなった人の冥福を祈ったり,自分の死後の安らぎや来世の幸せを願ったりして作られた供養塔の1つです。菅山の方柱板碑は、天文18年(1549)に作られました。碑の正面に直径5cmの円相(えんそう)が彫られ、その中に「心」の字が刻まれています。この「○」は禅宗では悟りのシンボルとして描かれ,心が完全に満たされていることを表しています。戦国時代の信仰を知る上で貴重な資料です。

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